19:ギャップ ページ21
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ｶﾞﾁｬ
『ただいま〜………あ"？ 返事がないな…』
おかえりという贅沢な言葉が来るのは期待してなかったけど…暴言すらないのは、ちょっと…
鍵閉まってたし、部屋にいるよね…？
不安も胸に鞄を抱きながらリビングに向かうと、部屋の隅にポツリと縮こまってる爆豪くん…
と、正反対。堂々とソファー雑誌読んで寛いでやがる。
おい、少しは寂しそうにしろよ、頑張ったんだぞ
『た・だ・い・ま』
「…………あ"？ ……お前居たんか」
『今帰ったんじゃい！』
普通は嬉しそうに尻尾振っておかえり〜ってするでしょ？！
楓はそうだったのに！クソがぁ………って、そういや、耳と尻尾出しっぱだな…
『なんで耳と尻尾出てるの？ 前いらないって仕舞ってたじゃん』
「ずっとは無理だわ。疲れる」
『そんなもんなのかぁ……あ、夕飯…遅くなったけど何か』
「適当に作って食った」
・・・ん？ 作って…食った？？
『え"…料理できるの？！その見た目と中身で？！』
「おい！喧嘩売ってんのか咬み殺すぞ！！
料理なんざコレで調べた通りにやりゃ馬鹿でもできるだろうが！！」
スマホを出して怒ってきてた。嘘だろ…そんな、馬鹿な…レシピ見てもわからない事あるのに…
唖然とした私を見てはっ！と鼻で笑い満足気な爆豪くんはまた雑誌に戻る
「つか、あの昼飯なんだよ…下手くそ過ぎだろ」
『う"…熱かったから…上手くできなかったのです』
「明日から、朝も昼もういらねぇ…自分でやる」
『………はい』
そんなに嫌だったのかな…結構、ショックだな…
偶に来るぐらいの母にも軽くお小言貰った記憶があったのを思い出した
その時は、他の人に作り機会なんて来る筈ないと思い蔑ろにしたツケがここで返ってきた。
料理少しやった方がいいなと反省しながらトボトボトと軽く俯きながら、自室へ戻って行く
「………………味は、悪くなかった」
不意に聞こえた小さな呟きに振り返って見ても、爆豪くんは雑誌を読んだままだった。
『……そっか……よかった…』
つい、嬉しくなって自分の顔が緩むのがわかる。
「けど、俺のが上手く作れるわ。だから手前ぇの飯は手前ぇで作る」
…つまり、いらないってことは…自立するって事か…プライド高いなぁ…
また1つ、新たな一面見つけました。
──────
作者より
毎度文字数が厳しいので説明欄に書きます！←
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花帆 - 続編ありがとうございますヽ(*≧ω≦)ﾉ楽しみです♪ 狼かっちゃんの過去…ハラハラしますが見届けさせて頂きますねp(^-^)q 癒されて乗り越えられますように (2019年1月17日 5時) (
レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
シャチ矛(プロフ) - 花帆さん» 花帆さん、コメントありがとうございます！いよいよ掛かり始めて来ました…もしかしたら、胸糞悪くなるかもしれません…((( 今後の2人の日常、感情などの変化を暖かく見守ってあげてください！続編もよろしくお願いします！ (2018年12月17日 9時) (レス) id: 2c67dad901 (このIDを非表示/違反報告)
シャチ矛(プロフ) - 夜月さん» 夜月さん、コメントありがとうございます！キュンと来てくれたのと褒め殺しありがとうございます！！！今後の続編もよろしくお願いします！ (2018年12月17日 9時) (レス) id: 2c67dad901 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - こんばんは、人狼かっちゃんのデレ最高です(o>ω<o) 過去しんどそうだけど…かっちゃんが夢主さんにの傍で安心できたら良いなぁ(*´ω｀*) 次の更新も楽しみです♪ (2018年12月15日 5時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
クーニャン(プロフ) - 膝枕ねだられる。このぉ……(ハート) (2018年12月14日 18時) (レス) id: a023cd468e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シャチ矛 | 作成日時：2018年10月1日 10時
