16 ページ19
『アタシの仲間にね？…無個性が居るんだ…個性に頼らず自分の力で、自分の身体能力だけで生きていく。それが、彼の見つけた道。だから、たまには個性無しで訓練してみなよ』
荼毘「俺は…そこまで力が強い訳じゃない」
『いや、彼も力だけが強いわけではないさ、支えてくれる仲間がいる。それだけで頑張れたんだよ』
荼毘「……少し…頼んでもいいか?」
『？あぁ、いいぞ？できることなら何でも頼め！！』
荼毘「その"支えてくれる仲間"にお前がなってくれるか？」
『!!…勿論。なんなら、稽古もつけてもらおうか？』
荼毘「誰にだ？」
『その無個性の彼。ゾムに』
荼毘「ゾム?」
『うん、今度会わせてあげるよ!!』
荼毘「何時なら都合がいい?」
『ん〜？…いつでも？』
荼毘「……一週間後には合宿があるからな…明日からでも頼めるか?」
『全然いいと思うよ!』
ｿﾞﾑ「おう、ええで？なんなら今からでもええからな?」
荼毘「は？」
ｿﾞﾑ「よう、俺がゾムや」
『ホントにいつでもどこでも現れるな』
ゾム「そんな虫みたいに言わないでや」
荼毘「……教えてくれるのか？戦い方を」
ｿﾞﾑ「軍人舐めるなよ?」
荼毘「軍人？」
『ここは我々国。戦争が平和の国だよ』
ｿﾞﾑ「その我々国の幹部や」
荼毘「戦争が平和？？？」
『総統が戦争大好きなんだよ』
ｿﾞﾑ「まぁまぁ、で、どうする？」
荼毘「……今日から頼んでもいいか？」
ｿﾞﾑ「ええで!!因みに俺のことは呼び捨てでええからな!!」
荼毘「いや…一応教えてもらう身だからゾムさんで行かせてもらう」
『そうと決まれば訓練場だな』
ｿﾞﾑ「おれ、武器取ってくるわ」
荼毘「え？武器？」
『うん、素手以外にも身に着けておかないと』
ｿﾞﾑ「それと！相手が武器を所持していた場合に備えてや!!」
荼毘「よ、よろしく頼む」
ｿﾞﾑ「おう!!《シッマ、シャオロン、これから客人連れてくから訓練場貸してくれ!!特訓や!!お前等も教えるの手伝ってくれてもええんやで？んじゃ、よろしくな!!》よし、アポは取った!!」
『それじゃあ、アタシはトガちゃんを帰してエミさんとマンちゃんを呼んで、お茶の準備して行くよ』
荼毘「俺は？」
ｿﾞﾑ「武器見せたいからついてきてくれ!!」
荼毘「分かった」
『じゃ、また後で!!』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 152人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
元黒蝶(プロフ) - スマホの機種が変更したため、アカウントが変更されました。続きを見たい方はこちらのアカウントからどーぞ！沢山の人に見ていただけてとても嬉しい限りです。ありがとうございます! (4月2日 9時) (
レス) id: 0519246c95 (このIDを非表示/違反報告)
クロノサルラカ - まだ途中までしかみてませんけれど、凄い、空気ぶち壊すぜー!みたいな人らが多い………ww面白いww頑張ってくださいね〜! (9月10日 21時) (レス) @page38 id: da800b43cb (このIDを非表示/違反報告)
すずねこ - 泣きそうになった、、、面白い、、、頑張ってください、、、 (2023年3月30日 16時) (レス) @page44 id: 7959e43801 (このIDを非表示/違反報告)
黒蝶(プロフ) - ほんとにコメントって温かいですね。応援してくださっている皆さん、最近投稿してなくてすみません。なるべく投稿するようにはしますが……思いつかなくなってしまいます。ご了承ください。頑張るんで!!! (2023年2月19日 7時) (レス) id: a0d3aeaac0 (このIDを非表示/違反報告)
ミミック(プロフ) - こんちゃ 面白すぎて一気読みしましたね、うん。 (2022年10月16日 11時) (レス) @page38 id: 552a25aaf1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黒蝶 | 作成日時：2022年6月22日 15時
