大好きです、七五三掛先輩。III (ページ8)

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部屋の中でテレビを見ながら
三倉さん達が買ってきたお菓子を食べていると
ようやく夏羽が部屋に戻ってきた

山城「あ、おかえり。遅かったじゃん」

夏羽「ちょっと先輩と話し込んじゃって」

三倉「どんな話してたのー？」

私が聞く前に三倉さんが聞いてくれた

続けて私も「恋愛話してたでしょ！」なんて言うと

「バレた？」と可愛く言う夏羽

バレバレだって、笑

夏羽「なんか七五三掛先輩が悩んでたから
色々ね少しだけ話聞いてたんだ〜」

『悩んでた...？』

夏羽「うん、なんか好きな子がいるんだって」

夏羽「その子に告白したいらしいんだけど
自信も勇気もなくて言えないらしい」

なんてお菓子を頬張りながら言う夏羽

『そうなんだ…、』

山城「え、てか七五三掛先輩
好きな人いるの意外じゃない？」

三倉「え、それな！好きな人とか
作らないタイプだと思ってたのに
あんなに女子にモテモテだからさ」

山城「ならもしかしたら先輩とよくいる人が
好きな人だったりするかな」

先輩とよくいる人...

私の頭によぎるその人物は、

『夏月先輩... 』

まさか。

告白断っているのにそんな事ってあるのかな、

でもなにか理由があって断っていると考えたら？

よく七五三掛先輩と一緒にいる人って
夏月先輩以外考えられないし…

三倉「一緒にいる人って考えたら…
Aちゃんよく先輩といるよね」

『え？』

山城「それ思った！先輩といる事多いよね！」

『いや、それは委員会が同じだからで
それ以外は全然会う機会ないし… 』

三倉「え、でも私思ったんだよね。」

三倉「七五三掛先輩、自分から
Aちゃんのとこ来てない？」

え...？

夏羽「確かに！言われてみればそうだね！」

山城「七五三掛先輩の好きな人って
もしかしてもしかすると〜？！」

まさか...ね。

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