大好きです、七五三掛先輩。 (ページ43)

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七「まじで担任、話長すぎ… 」

閑也「今日やけに話してたよね
早く終わらないかなって思ってた」

私達の姿に気付くと

七「ごめんね、2人とも待たせちゃって」

申し訳なさそうに眉を下げる七五三掛先輩

『全然大丈夫ですよ！』

海人「担任が話長くてさ〜って
今日はお友達さんも一緒なんだね！」

南城「南城夏羽です。
よろしくお願いします！」

海人「俺、中村海人！
こちらこそよろしくね〜」

閑也「お友達さんは
めっちゃしっかりしてるね」

え、その言い方まるで私が
しっかりしてないみたいな言い方じゃない？

『ちょっと！閑也先輩
その言い方だとまるで私が
しっかりしてないみたいじゃないですか！』

閑也「あ、ごめん。
Aちゃんもしっかりしてるよ？」

何その付け加えたような言い方！！

閑也先輩とそんな事を言い合っていると
夏羽が七五三掛先輩に

南城「もしかしてあの2人って
いつもあんな感じなんですか？」

七「んー、普段は違うけど
最近仲悪いんだよねあの2人」

海人「そこまでにして仲良くしようよ〜
せっかく一緒に帰るんだからさ
俺なんかお腹空いちゃったし」

七「じゃあまた帰りにどっか寄る？
食べ過ぎても良くないから
軽めに食べれる所探そっか」

『 …甘い物食べたいです』

閑也先輩にからかわれて
ムスッとした感じで言うと
七五三掛先輩は優しく笑って
「分かった」と言ってくれる

南城「甘い物なら近くに出来た
クレープ屋さんが有名ですよ！
あそこ安くて美味しいんです」

七「ほんと？じゃあそこに行ってみようか」

『夏羽、どうしてそんな所知ってるの？』

私と来た事ないよね…

南城「実はこの前気になって1人で行ったの
Aと行こうと思ったんだけど
忙しそうだったから」

『えー、行きたかった… 』

南城「ごめんごめん
いいじゃん！今から行くんだから」

それはそうだけど…。
なんか先に行かれて悲しいし、

南城「私と行くより
先輩も一緒だからいいでしょ？」

耳元でコソッと夏羽がそう呟いた

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