大好きです、七五三掛先輩。 (ページ38)

今日:11 hit、昨日:11 hit、合計:33,503 hit

_38_ ページ38

閑也「 Aちゃんは
しめのことどう思ってるの？」

海人さんとじゃれあっている
七五三掛先輩をチラッと見て私は言う

『好きです、大好きです
でも先輩には気になる人がいるらしくて』

閑也「諦めちゃうの？しめの事」

『まさか！諦める訳ないじゃないですか
そんな軽い気持ちじゃありません』

そう言うと閑也さんは笑って

閑也「それ、しめ本人に言えばいいのに
ﾞ大好きﾞだって」

『言えたら苦労しないですよ…
めちゃめちゃ勇気いるんですからね！』

そう言うとまた閑也さんは笑う

海人「あれ？いつの間にAちゃんと
閑也が仲良くなってる〜！」

閑也「 Aちゃんと恋バナしてた。
好きな人いるんだってさ」

ちょっと何を言い出すの閑也さん、、
そう言いながら閑也さんは七五三掛先輩を見る

海人「え！Aちゃん好きな人いるの？」

あぁ、もう海人さんまで…

『閑也さんも海人さんもやめてください
閑也さん余計な事言わないでくださいよ』

そう言うと七五三掛先輩は黙ってしまう

閑也「しめ、？」

閑也さんが心配そうに先輩の名前を呼ぶと
ハッとしたように七五三掛先輩は
「ん？」と言う

それを察するように閑也さんは考えていた

海人「てか、俺らの事
さん付けじゃなくていいよ？
海人先輩とか閑也先輩って呼んでよ」

『あ、じゃあそう呼ばせていただきます！』

そう言うと閑也先輩が唐突に

閑也「ねぇ、しめの好きな人ってさ」

閑也「もしかして… 」

そう言いかけた所で七五三掛先輩が
閑也先輩の口をおさえる

七「あー、まだダメ言わないで
分かっても言わないで」

海人先輩と顔を見合わせてぽかーんとする私達

七「ごめん、何でもないんだ
ほら遅刻しちゃうから早く行こ！」

海人「い、行こっか」

『は、はい！』

先に進む海人先輩に着いていき
その後ろに七五三掛先輩と
閑也先輩が着いてくる

後ろで何かを話し合っている
閑也先輩と七五三掛先輩

そんな事は気にせず世間話をする
海人先輩の話を私はずっと聞いていた

．