大好きです、七五三掛先輩。 (ページ4)

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そして初めての委員会活動。

樹「ちょ、押すなって」

『歩くの遅い！
これで遅れたら樹くんのせいだよ！』

のそのそ歩く樹くんの背中を押しながら
そう強めに樹くんに言う私

樹「何で俺のせいになるんだよ。
まだ時間余裕あるし遅れないだろ」

『いいから早く！
先輩より早く着きたいの！』

少しでも早く来てやる気があるって見せなきゃ

樹くんの背中を押しながらようやく着いた
ここは学年の各委員長、副委員長が集まる場所

樹「こんなに急いでもまだ全然早いじゃん」

教室には樹くんと私だけしかいなかった
電気もまだ付いていない

『いいじゃん、別に
早く来てダメな事はないし』

「あれ。後輩ちゃん達、もう来てたの？」

奥から聞こえた優しい声

「私は2年の春野夏月(はるのなつき)
副委員長だよ！委員長は別の事してて
ちょっと遅れるみたいだから今は私だけ」

とっても綺麗な人だなぁ
可愛いよりも美人っていうのかな

『よ、よろしくお願いします！』

樹「お願いします」

夏月「 2人の名前はもう知ってるわ
樹くんとAちゃんね」

軽く自己紹介をしていると着々と
人が集まってきた。

「すみません！遅くなりました！」

あ。ぶつかった時の···茶髪のイケメンくん

夏月「大丈夫。今始まったとこだから」

「良かった〜
今自己紹介？」

走ってきたのかかなり疲れてる茶髪の先輩
そしてさりげなく夏月先輩の隣に座った

副委員長と委員長だから当たり前だろうけど
それにしてもなんか距離近すぎない？

先生「遅いぞ〜七五三掛。
先輩がそんなんでどうする!! 」

あ、。茶髪の先輩が先生に注意されちゃった
しめ···かけ、？なんていう先輩なんだろ

「ごめんなさい…。俺、ちょっと··· 」

しょぼんってしちゃってるしみんな
先輩の方見てクスクス笑ってる、、

そんな先輩の姿を見てられなくて
思わず私は席を立った

『先生、先輩は別の仕事があって
少し遅れちゃっただけです！
時間はちゃんと意識してましたよ！』

言い終わり、我に返ると
茶髪の先輩は目を丸くしていた

これは完全にやらかしてしまった·····

*