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Natuki.
我ながらひどい事してるって思ってる
でも少しは七五三掛くんも悲しくなったでしょ
だって七五三掛くんの好きな人
Aちゃんなんだから
樹「 何であんなこと言ったんすか
夏月先輩だって分かってますよね？ 」
あー。邪魔が入るな
この不良みたいな子、カッコイイけど邪魔
夏月「 もちろん分かってるよ？
分かってて言ったんだから 」
樹「 だったら何でわざわざあんな事…
夏月先輩、何がしたいんですか 」
あんただってAちゃんが好きなくせに！
夏月「 こわーい、そんなに怒らないでよ
でも樹くん本当は嬉しかったんじゃないの？ 」
樹「 は？何言ってんすか 」
夏月「 傍から見たらカップルみたいって。
本当は嬉しかったでしょ、どうなの？ 」
樹「 ふざけた事言うのやめてください
何で俺が嬉しいと思ったんですか 」
夏月「 だって樹くん"も"
Aちゃんの事好きなんでしょ？ 」
七五三掛くんも樹くんも
みんなあの子の事が好きで
夏月「 私、ああいう子嫌いなの。
だから見てるとイライラする 」
七五三掛くんも何であんな子が好きなのかしら
夏月「 正直言って可愛くないわよね
何であんなにチヤホヤされるのかしら 」
樹「 夏月先輩、それあんたの妬みですよね
あいつは生まれ持った性格が良いんですよ
あんたは美人なくせに性格が悪い
ただ、それだけの違いです 」
ムカつく…こいつほんとに邪魔
夏月「 先輩に対してそんな口調するんだ 」
樹「 すいません、でも夏月先輩の事は
先輩だと思っていないので。
委員会なんかやってけないんで
俺はこれで失礼します 」
そう言って出ていった田中樹
結局みんないなくなるじゃない
でもまぁいいわ。
七五三掛くんが私なんか振るから悪いのよ
これからどんどん辛い思いさせてあげるわ
楽しみにしててね、七五三掛くん
．
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作者名：ゆゆ | 作成日時：2021年4月14日 22時
