長身コンビ ページ9
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『お、珍しく空いてる』
「…旨そう」
『だろ？』
十座と列に並ぶとそれだけで目立つ。
身長１８５…だったっけか。俺よりデカいと思ったけど４�兢�さいんだな。
というかＭＡＮＫＡＩカンパニーって平均身長デカいよなあ。
皆の分も買って帰りたいという優しい十座クンに免じて、大量のドーナツを購入した。
金は母親からの仕送りがあるから、苦労はしないんだよ。
「すんません、俺のわがまま…」
『気にすんなって。変なことに金使うよりよっぽどいい』
「…あざす」
『あー、俺なんかに敬語使うなって。無理強いはしないけど、万里だってタメだしさ』
ちょっと間があってから「わかった」と良い笑顔で頷いた。
強面だけど、なんか可愛いやつだな。
…ん、電話か？
『悪い。ちょっと電話』
「うっす」
人の少ない場所に移動して電話を取った。
『…なに』
「忙しいところごめんなさいね。ちょっと声を聴きたくなって」
『うざ』
電話の相手は母親だ。
心底めんどくせえ。
『話してる暇ないんだわ。切るぞ』
「ちょっと待って！ もう少しだけ話を、」
『大きい声出すなよ…俺はいそがｓ…』
「…A？」
電話を切って戻ろうと振り返ると、そこは十座が数人の男に囲まれているという状況だった。
そういやアイツ、ここらで有名なヤンキーって言ってたな。
…もしかしなくても絡まれてる？
『切るわ』
「待っｔ」
スマホをポケットに突っ込み、間に割って入る。
チラッと見えた十座は顔をしかめていた。
「何だあんた。俺たちは十座くんに用があるんだけど？」
「俺は用はねえ」
「そんなこと言わずにさあっ！」
『…ぐッ』
一言答えただけで殴るなんて、気が短いやつだな。
前に出ようとする十座の腕を抑えて制する。
こういうことはお兄さんに任せておけばいいんだよ。
「ギャハハハ！！ 十座なんかと一緒にいるからこうなるんだよ！」
『いやいや、そんな理不尽な理由があるかよ』
「おにーさん、こんなやつ庇ってもいいことないですよー」
『それはお前たちが決めることじゃなくて、俺が決めること。それにアンタらに構ってる暇ないから〜』
十座の手を無理やり引いて寮への道に出＿＿ることは許されなかった。
「オッラァ！！」
『ガハッ？！』
「A！！」
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あーか(プロフ) - 続き楽しみにしてます。 (2020年4月3日 17時) (
レス) id: 460cee1a24 (このIDを非表示/違反報告)
哲弥 - あの…もう終わりですか？ 俺楽しみにしてるんで、頑張ってください！ (2019年6月6日 17時) (レス) id: 9dda0ba0f7 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - ひなさん» ありがとうございます！精一杯書かせていただきます！ (2017年9月6日 21時) (レス) id: 77b318de68 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - サカナさん» ありがたいお言葉…励みになります！ありがとうございます！ (2017年9月6日 21時) (レス) id: 77b318de68 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 続きとっても楽しみです！頑張ってください！ (2017年9月6日 18時) (レス) id: 9dcf28c287 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノア | 作成日時：2017年6月7日 22時
