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『…なんだって? もう一回言ってみろよ』

「何度でも言ってやるさ。お前は間違ってる」

『うるせえっ!! お前に……お前に何がわかるっていうんだよっ!!』



怒りに任せて丞の胸倉をつかむ。
彼は表情も変えずに俺を見下ろした。


「何と言われようと俺はお前の傍にいる。一人で行くなんて寂しい事言うなよ」

『丞__』



俺は力なく腕を下げる。
丞はそっと俺の頭を撫でた。


「『__ありがとうございました!!』」



観客に礼をすると暖かい拍手に包まれた。
監督さんに課せられたビラ配りのノルマも無事終えられそうだ。

他の冬組メンバーとも合流し、寮に帰る前にカフェに寄っていこうという事になった。
場所はもちろんあの店だ。



「今日もサービスしておくわね♪」

『さんきゅ〜』

「いつもありがとうございます」

「うむ、実にいい香りだ」



注文を済ませ、各々の成果を報告し終わった後はいつものように雑談を交わす。
話題は自然にクリスマスの過ごし方に変わっていった。



「俺たちはカンパニーで過ごすが、Aはどうするんだ?」

「Aも一緒がいい」

「ボクも一緒がいいな」

『んん……一応家族で過ごそうって連絡来てるんだけど』

「お邪魔したらいいじゃない。夜はしっかり働いてもらうけど」


当日バーは開けるらしい。
年々カップルが増えてるって、千春が憎々しげに言ってた。

店が終わってからは皆に合流することにしよう。



「Aくんはサンタを信じているかね?」

『まさか。俺のところに来たことないし』

「…へえ」



ニヤニヤと含みのある笑みを浮かべた誉。
なんだか嫌な予感。



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お久しぶりです ネタが切れました()
クリスマスプレゼントならぬクリスマスリクエストお待ちしてます

終わり ログインすれば
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あーか(プロフ) - 続き楽しみにしてます。 (2020年4月3日 17時) (レス) id: 460cee1a24 (このIDを非表示/違反報告)
哲弥 - あの…もう終わりですか? 俺楽しみにしてるんで、頑張ってください! (2019年6月6日 17時) (レス) id: 9dda0ba0f7 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - ひなさん» ありがとうございます!精一杯書かせていただきます! (2017年9月6日 21時) (レス) id: 77b318de68 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - サカナさん» ありがたいお言葉…励みになります!ありがとうございます! (2017年9月6日 21時) (レス) id: 77b318de68 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 続きとっても楽しみです!頑張ってください! (2017年9月6日 18時) (レス) id: 9dcf28c287 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ノア | 作成日時:2017年6月7日 22時

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