いそーろー ページ3
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「お前の待遇が決まった」
『おお、待ってました』
「３食の食事付きで部屋を貸してやろう」
『太っ腹〜』
思ったより好条件だ。
ご飯付きで部屋も与えてもらえるなんて、断る理由が見つからない。
そう思っていた時期が俺にもありました。
「ただし、劇団員として稽古や公演にも参加してもらう」
『…マジかよ』
「そこらで働くよりもよっぽどいい条件だろうが。こっちもボランティアじゃねえんだ、見返りを
求めるのは当たり前だろう」
どうやらこの金髪のおじさんは頭が切れるらしい。
まあ演劇くらいなら、いいか。
『いいよ、それで』
「よし、交渉成立だな」
「部屋割りと、それから組はどうしましょうか」
部屋は２人１部屋、演劇は春夏秋冬で組に分かれているらしい。
何でもいいってかどうでもいい。
「A、オレと一緒の組がいい」
「それじゃあ部屋は東さんと一緒になりますね。Aさん、それでもいいですか？」
『よく分からないけど、飼い主サマがそう言うなら俺は何でもいいよ』
「やった。A、東の部屋はこっち」
飼い主サマに手を引かれある一室のドアを開けると、そこには綺麗な感じの男の人がくつろいでいた。
この人と同じ部屋になるってことか。
「おや、密にA、いらっしゃい」
「A冬組になったから、この部屋Aも使っていい？」
「へえ、ボクは雪白東。部屋はもちろん大歓迎、なんだけど…生憎布団がないんだよね」
『布団ないとかマジ無理…俺の生き甲斐が…』
暖かい布団で眠れない人生なんてつまらない。
寝るために生きているのに。
「嫌じゃなければ、ボクの隣にどうぞ？」
『東、良いやつだな。じゃあ、そうさせてもらう』
「フフッ、可愛い子には世話を焼きたくなる性分なんだ」
そう言って東は俺の頭を撫でた。
俺みたいな大男を可愛いと思うなんて、ＭＡＮＫＡＩカンパニーって変わった奴が多いんだな。
…人の事言えないか。
「明日冬組と秋組の合同で稽古があるから、挨拶はその時でいいんじゃないかな」
『ん』
「今日のところはお風呂に入って寝ることにしようか」
『えぇ、俺フロ嫌い』
「…本当に猫みたい。よしよし、オレと入ろう」
なんとか今日からは暖かい布団で眠れそうだ。
何故か可愛がってくれる２人に着いて、フロに行くことになった。
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あーか(プロフ) - 続き楽しみにしてます。 (2020年4月3日 17時) (
レス) id: 460cee1a24 (このIDを非表示/違反報告)
哲弥 - あの…もう終わりですか？ 俺楽しみにしてるんで、頑張ってください！ (2019年6月6日 17時) (レス) id: 9dda0ba0f7 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - ひなさん» ありがとうございます！精一杯書かせていただきます！ (2017年9月6日 21時) (レス) id: 77b318de68 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - サカナさん» ありがたいお言葉…励みになります！ありがとうございます！ (2017年9月6日 21時) (レス) id: 77b318de68 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 続きとっても楽しみです！頑張ってください！ (2017年9月6日 18時) (レス) id: 9dcf28c287 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノア | 作成日時：2017年6月7日 22時
