８８色＋ ページ41
＿＿＿
Ｓｉｄｅ：いづみ
「っはぁ〜ドキドキするっスね！」
「あれから５年だもんな…一体どうなってることやら」
「お姫様みたいになってるかもしれません…！」
浮足立った劇団員たちが頭に浮かべるのは、専らAちゃんのことだった。
つい３日前、私のスマホにAちゃんから『急ですみません。明後日帰れることになったのですが、大丈夫でしょうか？』という、とても丁寧なメールが来た。
皆に話すと一同目を輝かせて、今か今かと彼女を待ちわびている。
空港へのお迎えは仕事終わりの至さんに頼んだ。
「…Aまだかな」
「あと少しで着くと言っていたな。まあ、紅茶を飲んでゆっくり待つとしよう」
「暇なら夕飯の支度手伝って欲しいっす…」
わいわいと騒いでいると、玄関の方から２人の足音が聞こえてきた。
至さんの後ろから、ひょっこりと顔を出したのは＿＿
「……Aちゃん？！」
『お久しぶりです、皆さん。ふふっ、お変わりないようですね』
あの至さんよりも眩しいオーラを放つ、綺麗な女性。
声は前よりもハッキリしたものとなり、きちんと女性らしくまとめられた服装は品の良い美しさを溢れさせている。
「マジでAか…？」
『はい。佐倉Aです』
「やべー…タイプかも」
「……」
「天馬、よだれ」
「？！…って、垂れてねえよ！！」
途端に騒がしくなる談話室。
…これはAちゃんの待遇も考え直さないといけないかも。
『今日からまた、お世話になります』
「カントク、また左京さんと同じ部屋、なんすか」
「流石にそれはまずいよねえ…」
「手、出しそうだしな」
「摂津…！！」
皆の変わらない様子をみて小さく笑いを零すAちゃんの姿に、１人残らず目を奪われる。
うーん、これはまた大変なことになりそうな予感…。
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ノア(プロフ) - ミモさん» ああっ！ご指摘ありがとうございますm(_ _)m全力で書かせていただきます！ (2017年6月26日 23時) (
レス) id: f8f287b969 (このIDを非表示/違反報告)
ミモ(プロフ) - 87話の｢僕は師匠を悪者だなんて…｣の師匠が支障になっていますよ〜後日談楽しみにしています。 (2017年6月26日 23時) (携帯から) (レス) id: 0c3426b0a6 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - 名無しさんさん» ご指摘ありがとうございます！お恥ずかしい限りで…すみません (2017年6月1日 21時) (レス) id: 77b318de68 (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん - 61話の枯れるまで泣いた、が狩れるまで泣いたになってますよ！ (2017年6月1日 18時) (レス) id: e4c2591ddb (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - 真樹RAINBOWさん» お祝いに応援の言葉ありがとうございます！とても励みになります。夢主ちゃんを好きになっていただけなんて、書き手冥利に尽きます！素敵な言葉ですよね…共感していだただけて嬉しいです！ (2017年5月29日 21時) (レス) id: 77b318de68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノア | 作成日時：2017年5月17日 19時
