【アルカナ・ファミリア】｢悪魔」と｢太陽｣のタロッコ (ページ10)

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Piccolino e Ragazzo2 ページ10

教会にて…

リベルタ｢天気は快晴！勇者リベルタを乗せた船は山のような積荷と共にエーゲ海を北に向かっていた！ところが､海の向こうに突如､黒い雲が巻き上がったと思いや､船は嵐に飲み込まれ………」

子供1｢それでっ？」

リベルタ｢………え？｣

子供1｢どうなったんだ？｣

リベルタ｢…あっ…えっと…どうしたんだっけ…？」

子供2｢船長さんは助かったの～？｣

リベルタ｢…あぁ…うん！ダンテは…船長は助かったよ」

子供1｢勇者は何をしたの？｣

リベルタ｢………えっと…｣

フェル｢リベルタ？｣

A｢………？｣

リベルタ｢あぁ…悪ぃ｡俺頭悪いから忘れちゃった｣

2人｢えー！｣

リベルタ｢ごめんなっ…」

ガチャ…

デビト｢…チッ｡益々、酷くなってきやがったぜ…」

子供達は雨具に着替えた

デビト｢これで全部だな､お前らはこのまま館に戻れ｡バンビーナ達のエスコートを任せたぜ」

リベルタ｢おうっ！｣

その後…

リベルタ｢よしっチェック終了～！帰ろうぜ､お嬢､Aっ」

フェル･A｢うんっ/はいっ」

リベルタ｢しっかし､ほんとにお化けが出てk…｣

ガチャッ！

リベルタ｢うわぁぁ！？｣

フェル｢……うっ！｣

A｢…！？｣

後ろを振り返ると…

フェル｢ノヴァっ！｣

リベルタ｢お前､何しに来たんだ？｣

ノヴァ｢子供達は！？｣

リベルタ｢あぁ､デビト達が全員送り届けた｣

ノヴァ｢そうか……！子供達は全員帰ったんだな？｣

リベルタ｢あっ？あぁ｣

ノヴァ｢あれは何だ？｣

ノヴァに言われて3人は後に振り返ると男の子がぽつんと立っていた

A｢………！？｣

リベルタ｢どうしたんだ､A？顔が真っ青だぜ？」

フェル｢大丈夫？A？」

ノヴァ｢具合でも悪いのか？｣

A｢……いや､何でもないです…すみません｣

リベルタ達が心配しながらもフェリチータは男の子に質問した

フェル｢君…名前は？｣

？｢……エルモ｣

リベルタ｢エルモ､家どこだ？送ってやるよ｣

エルモ｢……｡…？」

ノヴァ｢随分痩せているな｡それに顔色も悪い」

リベルタがエルモの額に手をあてた

リベルタ｢ん～熱はない｡てかっお前体冷えきってるじゃないか｣

ノヴァ｢風邪を引くといけない､何か体を温めるものを…｣

リベルタ｢地下室に毛布があった！取ってくる！｣

リベルタが地下室に行っている間､Aはエルモに聞いてみた…………