【アルカナ・ファミリア】｢悪魔」と｢太陽｣のタロッコ (ページ11)

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Piccolino e Ragazzo3 ページ11

その頃､リベルタは自分の昔話を気にしていた

リベルタ｢………っ｡って、何やってんだ俺、こんなときに…」

教会地上

A｢エルモ…君はどこかで私とお会いしましたか…？｣

エルモ｢…？ううん､お姉ちゃんと会うのはここで初めてだよ｡｣

A｢……そうです…か｣

Aは少し悲しそうな顔をした

フェル･ノヴァ･エルモ｢………？｣

すると、リベルタが戻ってきた

リベルタ｢お待たせっ！｣

ゴロゴロ…ドーン！…

ノヴァ｢落ちたか…｣

フェル｢あれ？エルモ？｣

いつの間にか､エルモは扉の前に立っていた

エルモ｢僕､もう帰るね…｣

リベルタ｢帰るって…｡待てよ､送っててやるからさぁ」

ノヴァ｢僕が行こう｣

エルモ｢ありがとう､お兄ちゃん｡でも僕一人で平気だよ｣

ノヴァ｢馬鹿を言うな､外は嵐だ｣

エルモ｢さよなら…」

エルモは扉を開けて出て行った

ノヴァ｢おいっ！｣

ノヴァもエルモが閉じた扉を再び開けたが､エルモの姿が見えなかった…

ノヴァ｢……消えた？｣

A｢近くにいるかもしれませんっ探して来ます！｣

と言い､嵐が降る中走り去った

リベルタ｢あっ､おいっA！」

フェル｢…A､どうしちゃったんだろう？」

ノヴァ｢さっきから様子がおかしいな…｣

その後…

A｢…ハッ…ハッ！…エルモー！どこですかー！？｣

嵐の中､Aはエルモを探すがやはり見つからなかった…

A｢本当に無事に帰れたんでしょうかね…？｣

私はエルモを心配するより不思議に思っていた

私は何故､あの子を気にかけるのか？

何故､あの子を見て懐かしく思ったのか？

何故､あの子を見ると今まで感じたことのない感情が込上がって来るのか？

A｢あの子とは本当に無関係なのでしょうか？……誰かに似ているから…？でも、一体…誰に…？」

ジョーリィの研究室にて

ガチャ…ギィィ…

ジョ｢おかえり…｡今日は楽しかったかな？」

エルモ｢ただいまジョーリィ｡すごく楽しかったよ｣

エルモはジョーリィにピッコリーノでの出来事を話した

ジョ｢…ほぅ､充実出来て何よりだ…｣

エルモ｢僕が帰る前ね､不思議なお姉ちゃんに会ったんだ…左目を髪で隠してる人…」

ジョ｢左目を髪で…？…あぁAか｡あいつがどうかしたのか…？」

エルモ｢あのお姉ちゃん､僕と会ってから様子が変になったんだ｡なんでだろう…？僕何もしてないのに｣

ジョ｢…なんだと？…詳しく聞かせてもらおうか…｣

……まさかな…｡