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計画は順調に進んでいき、すばるも無事に潜入に成功した。
…今日、すべてが終わる。
子供たちが寝たのを見計らったあと、
今まであまり喉を通らなかった食事を無理やり詰め込む。
…本当はあいつらも侯を助ける時は一緒に行くはずだった。
というか、それを条件にすばるだけがこの計画に深く関わることを了承したのだ。
でも、
危ないことに首を突っ込ませるのはすばるだけで十分だ。
こいつらには絶対に怖い思いをさせたくない。
子供たちには予定もなにも教えていない。
だから、まだ実行の時期ではない、と考えて安心して寝てくれた。
紫｢よし、｣
どこかに行くたびに誰かは乗せていたワゴン車に一人で乗り込む。
向こうにはすばるがスタンバイしているは、ず、、
！？
アクセルを踏んですぐ、バックミラーを見ると
何かが少し動いた。
続いて
くしゅん、
と控えめなくしゃみ。
紫｢誰や！｣
ぎゃ！
うわ！
俺の突然の大声によほど驚いたのか叫び声とともにどこかにぶつけたのかガン！と痛々しい音が車内に響く。
｢もう、いややぁぁぁ｣
｢おま、おい！｣
｢ひなちゃ、くらいとここわぃぃぃ｣
｢たつ！｣
暗闇から出てきたのは号泣寸前のたつ。
と、それに続いて亮、隆、章大がぞろぞろでてきた。
俺は慌てて道の端に車を停める。
紫｢おま、おまえら！｣
黄｢…なに｣
俺が怒っている気配を感じたのか亮がそれに負けじと不機嫌なオーラを出す。
何を責められているのかわかっている俺は言葉を詰まらせる。
黄｢俺らも連れてくって言った。｣
紫｢…分かってくれ、危ないねん。亮、兄ちゃんやろ？たつたちのこと家で守っといてくれよ、｣
黄｢俺子供やからわからんもん！｣
紫｢…亮、、｣
橙｢亮ちゃん、悪くないよ、僕が最初にいってん。｣
青｢僕も！亮を怒らんとって、｣
泣きそうな亮を庇うように隆と章大が自分が悪いのだ、叱るなら自分を叱ってくれ。と、妙に大人びた顔で俺を見つめる。
紫｢…｣
なんと言ったらいいのかわからない。
俺はこいつらを危ない目に合わせたくないし、悲しい顔をして欲しくない、それだけなのに。
どうしたら、分かってくれるのか…
どうすればいいのかわからない俺の手をたつがそっと握る。
たつは亮の手も取る。
緑｢なかなおり！｣
喧嘩をしたと思ったのだろう俺の左手と亮の右手を
重ねて握手をさせる。
場違いな元気な声に力が抜けていくのを感じた。
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よつば銀行(プロフ) - 初めの頃はまだ話が明るめだったのにここにきて話が暗くなり気持ちまで暗くなりそうです。 (2019年12月4日 23時) (携帯から) (
レス) id: 998ae028aa (このIDを非表示/違反報告)
Melody(プロフ) - はるさん» 楽しみにしています。更新頑張って下さい。 (2018年3月21日 22時) (レス) id: 9bd0e05f4d (このIDを非表示/違反報告)
黒雪アリス(プロフ) - はるさん» 頑張って下さい(*^-^*)楽しみに待ってます(*^_^*) (2018年1月28日 3時) (レス) id: 38a8dac152 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 黒雪 アリスさん» ありがとうございます(T_T)受験自体は終わったのですが色々と忙しくて…。でもこれからはなるべく更新するよう頑張ります！ (2017年12月25日 0時) (レス) id: 88ccfb9833 (このIDを非表示/違反報告)
黒雪 アリス - 更新待ってます!! 受験頑張って下さい!! (2017年12月23日 4時) (レス) id: 38a8dac152 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる | 作成日時：2017年11月4日 14時
