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黒｢ヒナ、は？｣
赤｢ヒナは、…倒れそうや。気力でなんとか持ちこたえてるけど、夜も寝れてへんみたいや。｣
ヒナがそんなんなるなんて想像つかん。
あいつはいっつも笑って誰かが落ち込んだら真っ先に励ましに行って、辛い時でも、辛いって感情よりも、次どうしたらいいか、どうやったらうまいこと良くかって、先のことを考えて考えて考えるやつやと思ってたから。
赤｢意外…か？まぁ、そうやろなぁ。お前が連れさられたときも、ヒナが一番動揺して、子供らに励まされてたくらいやから。｣
''お前はそんだけヒナの特別やってことや。ヒナは自覚してへんけど''
そう言ってニヤぁとすばるは笑った。
黒｢…ごめ、｣
赤｢いやいや、侯が謝ることちゃう。悪いのは全部あの親やし、売人やし。｣
黒｢…うん｣
赤｢そやからこんなクソみたいなとこはよ出るぞ！
…って言いたいとこやねんけどもうちょい時間かかりそうなんやわ。｣
何かまだやらなければいけないことをヒナ達がしてくれているらしく、すばるは俺がどうなってるか見て報告する係やということを聞いた。
黒｢あ！てかお前！｣
赤｢ちょお、声でかい！｣
シー！と人差し指ですばるが慌てたように俺を制す。
黒｢ぁ、ごめん｣
俺も慌てて口を塞ぐ。
なんせ、今はすばるは一応敵やということになってて、俺は…一応捕虜？やから。
シーン
一瞬の静寂。
そろそろ、と口から手を外す。
黒｢大丈夫…？｣
赤｢セーフ。小声で話そ。｣
黒｢盗聴器とか、｣
赤｢それは無い。｣
黒｢調べたん？｣
赤｢…感、や｣
ドヤ顔でそんなこと言うもんやからついに頭がおかしくなったんやと思う。
黒｢･･･｣
赤｢なんやこら！疑っとんのか！？｣
黒｢いや、疑ってるわけちゃうけど、｣
赤｢おまえ、目が笑っとんねや！｣
このやろう！とすばるはいきなり俺の頬をビンタ。
黒｢おまっ！痛いやろ！｣
赤｢あほか、一個くらい痕つけとかんと疑われるがな。｣
黒｢あ、そうか｣
赤｢お前、ほんま騙されやすいな。普通に俺がお前のこと叩きたかったからに決まっとるやろ！｣
黒｢騙したんかよ！仕返しやっ！｣
俺もすばるの頬にビンタ一つ
赤｢いっ…たいなコラ！！｣
黒｢こっわ…｣
すばるを見ると向こうも俺を見ていた。
そうして顔を見合わせて二人で同時に吹き出した。
久しぶりに心の底から笑った、ような気がした。
それからすばるはここに来るまでの経緯を至って簡単に説明してくれた。
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よつば銀行(プロフ) - 初めの頃はまだ話が明るめだったのにここにきて話が暗くなり気持ちまで暗くなりそうです。 (2019年12月4日 23時) (携帯から) (
レス) id: 998ae028aa (このIDを非表示/違反報告)
Melody(プロフ) - はるさん» 楽しみにしています。更新頑張って下さい。 (2018年3月21日 22時) (レス) id: 9bd0e05f4d (このIDを非表示/違反報告)
黒雪アリス(プロフ) - はるさん» 頑張って下さい(*^-^*)楽しみに待ってます(*^_^*) (2018年1月28日 3時) (レス) id: 38a8dac152 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 黒雪 アリスさん» ありがとうございます(T_T)受験自体は終わったのですが色々と忙しくて…。でもこれからはなるべく更新するよう頑張ります！ (2017年12月25日 0時) (レス) id: 88ccfb9833 (このIDを非表示/違反報告)
黒雪 アリス - 更新待ってます!! 受験頑張って下さい!! (2017年12月23日 4時) (レス) id: 38a8dac152 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる | 作成日時：2017年11月4日 14時
