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もう、あんたどうせあの家に帰れないし、全部話してもいいかな？…いいよね。
私、初めに、気が動転してあんたを公園に置いてきたって言ってたよね？あれ嘘。
あんたが邪魔になったの。
若くして産んで、その父親には逃げられて、新しい男も子持ちとわかったら離れていく。
…正直あんたが心底嫌いだった
私の邪魔をするあんたなんか死んだらいいって何回も思った。
でも、私も結局母親だったんだね。
あんたを、殺せなかった。
公園に捨てることしか出来なかった。
そこからは楽しかったよ。
あんたというしがらみがなくなって自由に遊んだし男ともたくさん付き合った。
遊ぶとね借金がたまるのよ？知ってた？
そして私には返済するような財力がない。
そこで、私はあんたのことを思い出した！
昔は、あんたの存在意義なんて、ないって思ってた。けど、あったね。
私の借金を代わりに払うっていう役目。
あんたを産んでやったんだから、それくらいしてよね。
むしろ、あんたを育てた数年分返して欲しいくらいだから、借金を肩代わりしてもお釣りがくるよ。
あ、ちなみに後ろの人は私の夫じゃないから。
私の借金の取り立て人さん。
｢そして、あんたは今日からこいつらのオモチャとして一生ここにいるの。それで私の借金はチャラってはわけ。｣
そう言って母親は俺の頬に手をあてにっこり、綺麗な笑顔を浮かべた。
後ろの男もニヤニヤ薄汚い笑顔を浮かべながらこう言った。
｢お前肌白いから、叩くとあとが綺麗につきそうだなって、ずっと思ってたんだ。これからが楽しみだ｣
その時になって、俺はようやく気がついた。
俺は、騙されていた。
親は俺のことを
存在価値なんかなくて、
生まれて来なければよかった人間で、
邪魔な存在だと思っていた。
緑『うるさい！きみくんなんかいらん！どっかいけ！』
あのたつの言葉が耳にこだます。
たつは、ずっとそう思ってたのかもしらへん。
…もしかしたら、皆も、俺のこと…
ﾌﾟ､ﾂﾘ
頭の中で何かが切れた、
ぐちゃぐちゃや、もう何もかも。
もう嫌だ、逃げたい。
その時、頬に衝撃が走った。
｢お、綺麗に跡ついた。｣
平手を、されたのだ。
｢俺の部下、皆Sっ気が強くてなぁ…、ま、頑張ってね｣
｢え、やだ。泣いてるの？…きも｣
悔し涙やった。
こんな奴らを一瞬でも信じた俺がくやしくて…
女も男も俺を見て笑ってた。
最後に鳩尾に一発もらってまた意識は暗闇に戻っていった。
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よつば銀行(プロフ) - 初めの頃はまだ話が明るめだったのにここにきて話が暗くなり気持ちまで暗くなりそうです。 (2019年12月4日 23時) (携帯から) (
レス) id: 998ae028aa (このIDを非表示/違反報告)
Melody(プロフ) - はるさん» 楽しみにしています。更新頑張って下さい。 (2018年3月21日 22時) (レス) id: 9bd0e05f4d (このIDを非表示/違反報告)
黒雪アリス(プロフ) - はるさん» 頑張って下さい(*^-^*)楽しみに待ってます(*^_^*) (2018年1月28日 3時) (レス) id: 38a8dac152 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 黒雪 アリスさん» ありがとうございます(T_T)受験自体は終わったのですが色々と忙しくて…。でもこれからはなるべく更新するよう頑張ります！ (2017年12月25日 0時) (レス) id: 88ccfb9833 (このIDを非表示/違反報告)
黒雪 アリス - 更新待ってます!! 受験頑張って下さい!! (2017年12月23日 4時) (レス) id: 38a8dac152 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる | 作成日時：2017年11月4日 14時
