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取り敢えず近所迷惑やから家に入れることにした。
｢ほんで何？どうしたん？｣
寝起きでぐちゃぐちゃの髪をクシでとかしながらヨコに尋ねる。
そんなうちをヨコはじーっと見つめてて
え、何？そんな見つめんとってや照れるやん。とか思ってたら、
｢俺にそんな気使わんでいいのに、髪とかしたとこであんまり変わらんと思うけど｣
｢･･･｣
はい。
一瞬照れとった過去の自分を殴りたい。
｢あんな、いくら幼なじみでもうちは女の子やし
身だしなみには気をつけたいねん。｣
そういうお年頃やねん。
｢ふーん。そういうもん？｣
｢そういうもんや。｣
｢いや、それよりも俺の話聞いてや！｣
うちの話終わりかい！！
全然興味無さそうやったな！
ま、ええけど。
｢ヒナおるやん？｣
｢うん。｣
｢俺、昨日ヒナとデートしてんけどな｣
｢え！！！ついに！？｣
｢そうやねん！ついに念願のやでー！｣
ちなみにヒナってのはうちのもう1人の幼なじみで本当の名前は村上信五っていう。ヒナはあだ名やで。
ほんでデートとか言ってるけどヨコとヒナは別に付き合ってなくてヨコの片想いで、
中2の頃から好きやから、もう2年？くらいヒナ一人をずっと見つめてる。
そんなヨコを近くで見てきて凄いな。って思う。
人はこんなに一途に一人の人をずっと想い続けることことが出来るんやなってヨコをから学んだ。
ちなみにうちらは同じ高校です。
うちとヨコが同じクラスでヒナだけ離れてしまって、それを知った時のヨコの嘆き様はすごかった。
''ヒナに彼女で来たらどうしよ''
とか
''いや、むしろ彼氏？''
とか変なことばっかり言ってて、めっちゃ慰めんの大変やった。
まぁ正直言うと、めっちゃ面倒くさかった。
人は恋をすると面倒くさくなるっていうのをヨコから学んだ。
でも、ついに、ヒナと一緒にお出かけできたんやな！やっと1歩進めたんやな！
長いこと応援してた恋が進みそうな気配にうちの胸が踊る。
全力で応援するで！
ヨコ！！
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二九(プロフ) - ありがとうございます！最後まで見ていただけると嬉しいです！ (2017年3月18日 8時) (
レス) id: 259aeb5cda (このIDを非表示/違反報告)
ちびひな - わー！とっても面白そう(*´∇｀*)私にとって非常に嬉しい設定のお話です！今後の展開に期待しています(^^) (2017年3月17日 23時) (レス) id: bc599cef50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤茄子 | 作成日時：2017年3月17日 19時
