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神「ランニング20周〜！」
クラスから“え〜”とか“しんどい〜”とかのブーイングが神山先生に飛ぶ。
確かに、え〜って気持ちやし、しんどい。
でも、ええや。
ランニングって、なんも考えやんでええし。
今の私には、ちょうどいい。
望「（人1）、大丈夫？」
走ってる時にほどけへんように、靴紐を固く結んでる私にのんちゃんが話しかけてきた。
「大丈夫やで？」
望「ほんまに？無理してへん？」
「ほんまに。無理してへんから。ほら、行っといで。」
望「…しんどなったら、すぐ言うんやで？」
「はいはい。わかったよ。」
のんちゃんは優しいなあ。
ちょっとした変化にも気づいてくれる。
なんでのんちゃんのこと好きにならんかったんやろ。
そんなことを考えながらも、一応走ってる私。
ああ、永瀬？
あいつなら、ほら。
廉「まあ今日も、俺が一番かな。」
〔廉くんかっこええ〜♡〕
今日も絶好調ですわ。絶好調に調子乗ってはりますわ。
かっこつけやがって。この色黒鉄パイプが。
「はい、どけて〜。平野が通ります〜。」
永瀬とファンの子達の間をすり抜け、先頭に躍り出た私。
あんなんに一瞥くれる必要もないわ。
廉「ちょ、おい。待たんかい。」
後ろから、颯爽と追いついてきた永瀬。
こんな状況でも、前髪を気にしてる。
…ナル瀬や。ナル瀬。
「なんで追いついてくるん。ファンの子らと一緒に走ったらええのに。」
廉「いらーん。可愛い子おらへんし。」
「は？あんた目おかしいんちゃう？可愛い子ばっかりやんか。」
廉「俺の理想は高いんです〜。」
「あっそ。とりあえず、同じペースで走らんといて。抜かすか後ろ行くか、どっちかにして。」
永瀬なんかと一緒に走っとったら、無になれへんやん。いちいちつっこまなあかんのに。
もういっそのこと、抜かしてくれ。
そんな私の思いは、わずか0.2秒で砕け散った。
廉「今日は、お前と走りたい気分やねん。」
永瀬、お前ってやつは…
「…きんも。」
廉「おい！」
なんか色々ほざいとるけど、無視。
今度耳栓、買っとこ。
ランニングの時それしといたら、永瀬の声聞かんで済むし。
廉「待ってよ〜かわいい（人1）ちゃん♡」
「ほんまきもいって。近寄んな。」
結局20周は、
永瀬と一緒に走ったのだった。
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ののん(プロフ) - 初コメ失礼します！スピンオフ見たいです！((o(｡ >ω<｡)o)) (2016年11月21日 17時) (
レス) id: 0259578a74 (このIDを非表示/違反報告)
くぼみ - めっちゃ面白かったです！感動した笑最近、涙腺緩くなってしもうて。笑、続き楽しみにしてます！頑張れんれん♪ (2016年9月10日 19時) (レス) id: 49f7691da1 (このIDを非表示/違反報告)
梨乃 - すごく面白かったです！！更新頑張って下さい(^o^) (2016年9月9日 15時) (レス) id: 4479b37f92 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - あ、わかりました！！すごく面白いので更新たのしみにまってます！もし他の作品あったら、見させてもらいます(´>∀<｀)ゝ (2016年8月28日 21時) (レス) id: b9b97256b9 (このIDを非表示/違反報告)
みおたん(プロフ) - さくらさん» あ、わかりにくくてすみません！名前です！ (2016年8月28日 21時) (レス) id: a1abe2b3fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みおたん | 作成日時：2016年8月25日 8時
