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淳「サボりか。」
「…あかん？」
淳「悪い子やな思て。」
「もう、悪い子でもなんでもええし…」
淳「反抗期。」
保健室には、従兄弟の淳太くんがいる。
超インテリで優しい淳太くんは、
女子生徒から莫大な人気がある。
こんな唇ゲルゲのどこがええねん。←
淳「聞いたで。」
「なにを？」
淳「のんちゃんと付き合ったって。」
「ああ…そのこと。」
淳「なんや。えらいテンション低いやん。」
PC用の黒縁メガネを外し、白衣の胸ポケットに入れる淳太くん。
おい、唇ゲルゲ。
「なにかっこつけとんねん、淳太。」
淳「呼び捨てすんなや。」
軽くチョップされる。
いやだって、思うやん。
唇ゲルゲが眼鏡外して白衣の胸ポケットにいれるて…かっこつけとるやん。唇ゲルゲがやで？←
淳「シゲの次は、のんちゃんか。」
「うっさいな…」
淳「俺はてっきり、永瀬やと思ててんけど。」
その言葉、
今日で何回聞いたやろ。
「それは淳太の中での勝手な妄想や。私が永瀬のこと好きになるとか、ありえへん。」
自分で言うて、自分で胸を苦しめる。
これでええんや、これで。
こうでもしやんと、諦めきれへん…
淳「だから、呼び捨てすんなて。」
「じゃあ、なんて呼べばいいん？唇ゲルゲ？唇妖怪？」
淳「…教室帰らすで？」
「嘘です、淳太様。」
“ん。よろしい”と、ベッドに腰掛ける私の隣に来た淳太くん。
淳「（人1）？」
「なに？」
淳「（人1）がシゲのこと好きって教えてくれた時、俺が言うた言葉、覚えてる？」
「…うん。覚えてる。」
忘れるわけない。
だって、めっちゃ心に響いたもん。
淳『恋は簡単にできるもんやないし、一度恋をしたら、途中で放棄することは許されへんもんやって、俺は思ってんねん。』
淳『せやからな、（人1）。』
淳『好きになるなら、とことんその人のことを愛せ。愛して愛して、愛しまくれ。その人に彼女がいようとも、好きな人がいようとも。諦めたらあかん。』
淳『恋する上で一番大事なのは“素直な気持ち”やねんから。』
淳「（人1）は、のんちゃんのことが好きやから、付き合った？ちゃうよな？」
淳太くんは、私の頭に優しく手を置き、
淳「恋する上で一番大事なもんって…なんやった？」
「素直な、気持ち…」
淳「（人1）、素直になれてる？」
淳太くんには、
何もかもお見通しみたい。
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ののん(プロフ) - 初コメ失礼します！スピンオフ見たいです！((o(｡ >ω<｡)o)) (2016年11月21日 17時) (
レス) id: 0259578a74 (このIDを非表示/違反報告)
くぼみ - めっちゃ面白かったです！感動した笑最近、涙腺緩くなってしもうて。笑、続き楽しみにしてます！頑張れんれん♪ (2016年9月10日 19時) (レス) id: 49f7691da1 (このIDを非表示/違反報告)
梨乃 - すごく面白かったです！！更新頑張って下さい(^o^) (2016年9月9日 15時) (レス) id: 4479b37f92 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - あ、わかりました！！すごく面白いので更新たのしみにまってます！もし他の作品あったら、見させてもらいます(´>∀<｀)ゝ (2016年8月28日 21時) (レス) id: b9b97256b9 (このIDを非表示/違反報告)
みおたん(プロフ) - さくらさん» あ、わかりにくくてすみません！名前です！ (2016年8月28日 21時) (レス) id: a1abe2b3fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みおたん | 作成日時：2016年8月25日 8時
