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「永瀬…」
振り返ると、また私の部屋に勝手に入ってきている永瀬。
私はいつも通り、振る舞うことにした。
「うっわ、不法侵入や！しかも、レディーの部屋に！警察に通報したろー！」
廉「おい、短足。」
「警察って、何番やっけ？110？100？」
廉「豚足。」
「あーあ、こんなんもわからんとか、私相当あほやなあ！」
廉「（人1）！」
ビクッ、と肩が震える。
久しぶりに、永瀬に名前で呼ばれた。
こんな状況なのにも関わらず、キュンとする。
「…なに？」
廉「のんちゃんと、付き合うん？」
「そやでー！ええやろ？のんちゃん、優しいし紳士やしかっこええし私のことめっちゃ褒めてくれるし！どっかの誰かさんと大違い！」
廉「なんで？」
「は…？」
廉「なんで、のんちゃんなん？」
ブチッ
私の中で、何かが切れた音がした。
「なんでは、こっちのセリフや…」
廉「は？」
「は？じゃないねん！どんだけ辛かったと思ってんの？！なんでなん！なんで気づいてくれへんかったん！？」
廉「え、いや…」
「愛菜ちゃんのことまだ好きなんやろ？！他に好きな人がおるとかかっこええこと言うとったけど、どうせまだ未練タラタラなんやろ？！」
廉「そういうわけやなくて…」
「じゃあどういうわけなん？！私は！私はっ…！」
3回目の水滴がシーツの上に落ち、シミになる。
「永瀬のこと、好きやったのに…！」
永瀬の顔を見ると、目を見開いてる。
…そんなに吃驚することなん？
毎日隣におったのに、気づいてくれへんかったん？
まあ、当たり前か。
私、重岡先輩のこと好き言うてたしな。
廉「…なあ。」
「スッキリした。」
廉「え？」
「言いたいこと言えてスッキリしたから、もう帰って？」
廉「いや、ちょ…」
「私に言うことなんか、もうないやろ？」
廉「待て！」
「ばいばい、永瀬！」
半強制的に永瀬を部屋の外へと追い出した私。
これでいいんや、これで。
私は、のんちゃんとこれからを歩いていく。
永瀬は、愛菜ちゃんと。
…さよなら、永瀬。
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ののん(プロフ) - 初コメ失礼します！スピンオフ見たいです！((o(｡ >ω<｡)o)) (2016年11月21日 17時) (
レス) id: 0259578a74 (このIDを非表示/違反報告)
くぼみ - めっちゃ面白かったです！感動した笑最近、涙腺緩くなってしもうて。笑、続き楽しみにしてます！頑張れんれん♪ (2016年9月10日 19時) (レス) id: 49f7691da1 (このIDを非表示/違反報告)
梨乃 - すごく面白かったです！！更新頑張って下さい(^o^) (2016年9月9日 15時) (レス) id: 4479b37f92 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - あ、わかりました！！すごく面白いので更新たのしみにまってます！もし他の作品あったら、見させてもらいます(´>∀<｀)ゝ (2016年8月28日 21時) (レス) id: b9b97256b9 (このIDを非表示/違反報告)
みおたん(プロフ) - さくらさん» あ、わかりにくくてすみません！名前です！ (2016年8月28日 21時) (レス) id: a1abe2b3fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みおたん | 作成日時：2016年8月25日 8時
