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最近の夜は寒いくらいに涼しいから、
部屋の窓は開けてある。
けど、開けるとレース越しに永瀬の部屋が見える。
でも開けとかな暑いし、クーラーつけるには寒いし。
しゃあないよな。
望｛…（人1）？｝
「ん？」
電話越しに、のんちゃんの柔らかい声が聞こえる。
望｛ほんまに…諦めるん？｝
「ふは、のんちゃん。さっきからそればっかりやな。」
望｛せやかて…｝
「あんな、のんちゃん。」
私はベッドに寝そべりながら、
ゆっくりとのんちゃんに話す。
「人間、諦めが大事な時もあるんよ？それに、永瀬には愛菜ちゃんがおる。私は、あの2人を応援するって決めてん。」
望｛いや、せやけど！｝
「もうええねん！」
望｛（人1）…｝
気づけばまた、涙が頬を伝う。
つい感情的になって声を挙げてしまったせいで、のんちゃんの声が少し掠れる。
「もう、ええねん…どうせ私と永瀬は、ただの“幼馴染”やねん！それ以上の関係には…なられへんねんっ…！」
望｛…ほな、俺となろ？｝
「のんちゃん…」
さっきの掠れた声とは裏腹、
電話越しでもわかる真剣な声。
望｛こんな時に言うのも卑怯やけど…言うたやろ？俺はいつでも（人1）を一番に想ってんねん。俺は、絶対に悲しませへんから。約束する。｝
「…」
望｛俺と、付き合って？｝
永瀬に対する気持ちを忘れるには、
もうこの術しかないんや。
「…喜んで。」
のんちゃんの“よっしゃああああ！”と言う声が、電話に響き渡る。
その後のんちゃんのお姉さんの声が聞こえて“うるさい！”と一喝され、凹むのんちゃん。
…かわいいな、のんちゃんは。
廉「えらい楽しそうやんか？」
背後から、
もう忘れたい人物の声が聞こえた。
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ののん(プロフ) - 初コメ失礼します！スピンオフ見たいです！((o(｡ >ω<｡)o)) (2016年11月21日 17時) (
レス) id: 0259578a74 (このIDを非表示/違反報告)
くぼみ - めっちゃ面白かったです！感動した笑最近、涙腺緩くなってしもうて。笑、続き楽しみにしてます！頑張れんれん♪ (2016年9月10日 19時) (レス) id: 49f7691da1 (このIDを非表示/違反報告)
梨乃 - すごく面白かったです！！更新頑張って下さい(^o^) (2016年9月9日 15時) (レス) id: 4479b37f92 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - あ、わかりました！！すごく面白いので更新たのしみにまってます！もし他の作品あったら、見させてもらいます(´>∀<｀)ゝ (2016年8月28日 21時) (レス) id: b9b97256b9 (このIDを非表示/違反報告)
みおたん(プロフ) - さくらさん» あ、わかりにくくてすみません！名前です！ (2016年8月28日 21時) (レス) id: a1abe2b3fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みおたん | 作成日時：2016年8月25日 8時
