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そして、放課後。
望「（人1）、頑張ってな？」
〔桐島になんかされたら、すぐ言うんやで？！〕
愛「私、なんもせえへんよ？」
〔お前は黙っとけ！〕
「よ、よし！行こか、愛菜ちゃん。」
女子というのは、怖い生き物だ。
…まあでも、意外と嬉しいけど。←
のんちゃんと女の子達にばいばいをして、愛菜ちゃんと一緒に、グラウンドのフェンス越しにあるベンチへと向かった。
ベンチに着いた途端、
愛菜ちゃんが口を開いた。
愛「（人1）ちゃんは、廉の幼馴染、やねんな？」
グサッ、と“幼馴染”という言葉が私の胸に突き刺さる。
愛菜ちゃんがやけに“幼馴染”と言う言葉を強調したような気がして、モヤモヤする。
「そう…やで。」
愛「廉な、（人1）ちゃんの話ばっかりすんねん。元カノの私の前で。」
「そう、なんや…」
風に靡き乱れる髪を押さえて、切なそうに微笑む愛菜ちゃんは絵になる。
永瀬、私の話ばっかりしてるんや…
愛菜ちゃんには悪いけど、
ちょっと嬉しい。
愛「なあ、（人1）ちゃん？」
「ん…？」
愛「廉のこと…好き？」
愛菜ちゃんの大きな黒目に、私が映る。
ほんまのこと、言うてええんやろか…
それとも、隠した方がええんやろか…
「それは、えっと…」
愛「もし好きじゃないなら、私と廉のこと、応援してほしいねん。」
「え…」
愛「私な、廉のことが嫌いで別れたわけちゃうねん。その頃から廉は、（人1）ちゃんのことばっかり話しててん。」
「…」
愛「せやからな、私には勝ち目ないと思て…別れてん。」
「その…なんか、ごめん…」
愛「謝らんでええよ？でもその代わり…」
私の手を両手で握った愛菜ちゃんは、
愛「応援、してくれるよな？」
そう、ニコッとはにかんだ。
…そっか。
私のせい、やったんや。
愛菜ちゃんは、引いたんや。
それも、好な人のために。
ほな私も、
好きな人のために、引かなあかんな…
「…うん、わかった。応援する。」
私がそう言うと、にぱあっと笑顔になり、
愛「ありがとう！めーっちゃ嬉しい！」
と、また抱きついてきてくれた。
ごめんな、みんな。
私、勝てへんかった…
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ののん(プロフ) - 初コメ失礼します！スピンオフ見たいです！((o(｡ >ω<｡)o)) (2016年11月21日 17時) (
レス) id: 0259578a74 (このIDを非表示/違反報告)
くぼみ - めっちゃ面白かったです！感動した笑最近、涙腺緩くなってしもうて。笑、続き楽しみにしてます！頑張れんれん♪ (2016年9月10日 19時) (レス) id: 49f7691da1 (このIDを非表示/違反報告)
梨乃 - すごく面白かったです！！更新頑張って下さい(^o^) (2016年9月9日 15時) (レス) id: 4479b37f92 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - あ、わかりました！！すごく面白いので更新たのしみにまってます！もし他の作品あったら、見させてもらいます(´>∀<｀)ゝ (2016年8月28日 21時) (レス) id: b9b97256b9 (このIDを非表示/違反報告)
みおたん(プロフ) - さくらさん» あ、わかりにくくてすみません！名前です！ (2016年8月28日 21時) (レス) id: a1abe2b3fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みおたん | 作成日時：2016年8月25日 8時
