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「はぁ…」
最近、不幸な気がする。
まず、重岡先輩に失恋したやん。
次、永瀬のこと好きなったら元カノ登場やん
望「（人1）？」
「うん…」
望「（人1）！」
「ん…」
望「おい、平野（人1）！」
「えっ、あ、ごめん。ボーッとしとった。」
いつも通りの笑顔で、笑ってみせる。
バレへんやろ、これやったら。
望「…なんかあったんやろ。」
「なんもないよ？」
望「嘘や。」
「嘘ちゃう。」
望「ほな、なんでお弁当食べてないん？」
お腹は空いてるんやけど、兄ちゃんが作ってくれたお弁当めっちゃ美味しいから食べたい。
でも、なんでかわからんけど、
今食べたら吐いてまいそうで。
「食欲ないだけやで。いる？のんちゃん。」
望「なあ、（人1）。」
「ん…？」
望「なんで、頼ってくれへんの？」
「頼るもなにも私、なんも悩んでへんで？」
望「嘘や。」
「だから、嘘ちゃうって。」
望「ほな、なんで泣いてるん？」
「泣いて、へん、し…」
気づけば頬に、生暖かい水滴が伝っていた。
私、なんで泣いてるんやろ？
視界に、仲睦まじく歩いてる永瀬と愛菜ちゃんが映ってるから？
永瀬のことが、好きやから？
愛菜ちゃんに、嫉妬してるから？
永瀬の知らんところがあったから？
…もう、わからへん。
望「おいで。」
自分の肩に、私の頭を乗せてくれるのんちゃん。
優しく頭を撫でてくれて、
望「泣きたい時は、泣いたらええ。我慢なんか、することあらへん。」
「のんちゃんっ…」
望「泣いてる理由は聞かへん。今だけ…今だけは、俺を頼って？」
そんなのんちゃんの優しさに、
ぶわっと涙が溢れた。
私は、なにをしてるんや。
恋愛で1回失敗してるくせに、
また失敗するような恋愛して。
知ってるねん、私。
のんちゃんが、
私のこと好きなん。
中学の卒業式で言われた。
望『（人1）が好きやねん。ほんまに、めっちゃ好き。』
望『返事は、いつでもいい。高校になってからでもええから。』
望『ただ、これだけはわかっといてほしい。』
望『まず俺は、絶対に（人1）の味方。なにがあっても、絶対に。』
望『もうひとつは…』
望「…好きやで、（人1）。」
そのセリフを私は、聞こえへんフリをした。
なあ、のんちゃん。
望『ずっとずっと、（人1）だけを想ってる。』
その言葉、信じていい…？
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ののん(プロフ) - 初コメ失礼します！スピンオフ見たいです！((o(｡ >ω<｡)o)) (2016年11月21日 17時) (
レス) id: 0259578a74 (このIDを非表示/違反報告)
くぼみ - めっちゃ面白かったです！感動した笑最近、涙腺緩くなってしもうて。笑、続き楽しみにしてます！頑張れんれん♪ (2016年9月10日 19時) (レス) id: 49f7691da1 (このIDを非表示/違反報告)
梨乃 - すごく面白かったです！！更新頑張って下さい(^o^) (2016年9月9日 15時) (レス) id: 4479b37f92 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - あ、わかりました！！すごく面白いので更新たのしみにまってます！もし他の作品あったら、見させてもらいます(´>∀<｀)ゝ (2016年8月28日 21時) (レス) id: b9b97256b9 (このIDを非表示/違反報告)
みおたん(プロフ) - さくらさん» あ、わかりにくくてすみません！名前です！ (2016年8月28日 21時) (レス) id: a1abe2b3fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みおたん | 作成日時：2016年8月25日 8時
