: 01 ページ2
.
望「よしよし。（人1）はよう頑張った。」
「やんな？！もう、のんちゃん大好き。」
中庭に行きたかったんは山々やってんけど…
さすがにあんな気持ちでは行かれへんかった私は、教室で親友の小瀧望に話を聞いてもらうことにした。
望「（人1）、重岡先輩の相談も聞いてたんやろ？」
「うん。」
望「それって、凄いことやで？好きな人の好きな人にどうアプローチすればええかとか、（人1）、教えてたんやろ？もうほんま、尊敬するわ。」
「嬉しかってん、重岡先輩が私のこと頼ってくれるんが。それに、重岡先輩には…幸せになってほしかったし。」
それにしてもカレナ先輩、綺麗やったなあ…
愛想はええし、スタイルはええし。
女子からのウケもめっちゃええんやて。
私なんか、
顔悪いし、愛想悪いし、スタイル悪いし。
女子とは基本絡まへんし、喋らへんし。
「…真逆。」
ごつ、と机に頭を打ち付ける。
すると、私の後頭部に大きい何かが触れた。
望「あんまり、その彼女さんと自分を比べなや？（人1）には（人1）の良さがあるんやから。な？ 」
大きい何かは、のんちゃんの手やったんや。
のんちゃん…なんて君は優しいんだ。
もういっそ、のんちゃんと付き合おかな。
廉「おい！そこの短足！」
なんやねん、今めっちゃええ気分やったのに。
半ギレ状態で声のする方を向くと、やっぱり…
「また永瀬かよ…」
廉「お前、短足のくせに逃げ足だけは早いな。」
「溶かしたろか、このクソ鉄パイプ！」
廉「やってみろや！」
「おお、やったろうやないかい！待っとけよ！1500度のお湯用意したるからな！」
望「どこで用意すんねんな、そんな高い温度のお湯。」
ほら、また始まった。私らの喧嘩。
周りからは“小競り合い”とか言われてるけど、私と永瀬はそんなええもんやない。
廉「食肉用の肉でスーパーに売られとけ！」
「ほなお前は鉄パイプとして歩道橋の階段登るお年寄りの役にでも立ったらどうや！」
廉「鉄パイプやぞ！お年寄り暑くて握られへんやろが！」
「なんでそこで優しさだしてくんねん！」
私と永瀬がこうなってしもたら、もう誰にも止められへん。
のんちゃんでさえ、手を焼く始末。
ほんま、ウザ瀬やわ。
絶対今度、永瀬の部屋ぐちゃぐちゃにしたんねん。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 448人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「永瀬廉」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ののん(プロフ) - 初コメ失礼します！スピンオフ見たいです！((o(｡ >ω<｡)o)) (2016年11月21日 17時) (
レス) id: 0259578a74 (このIDを非表示/違反報告)
くぼみ - めっちゃ面白かったです！感動した笑最近、涙腺緩くなってしもうて。笑、続き楽しみにしてます！頑張れんれん♪ (2016年9月10日 19時) (レス) id: 49f7691da1 (このIDを非表示/違反報告)
梨乃 - すごく面白かったです！！更新頑張って下さい(^o^) (2016年9月9日 15時) (レス) id: 4479b37f92 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - あ、わかりました！！すごく面白いので更新たのしみにまってます！もし他の作品あったら、見させてもらいます(´>∀<｀)ゝ (2016年8月28日 21時) (レス) id: b9b97256b9 (このIDを非表示/違反報告)
みおたん(プロフ) - さくらさん» あ、わかりにくくてすみません！名前です！ (2016年8月28日 21時) (レス) id: a1abe2b3fb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みおたん | 作成日時：2016年8月25日 8時
