ありがとう3

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涼太side



龍友「なぁ…、やっぱりおかしいて！」

裕太「遅すぎる。」

玲於「やっぱり探しにｯ、」


ッバン！



え？



涼太「隆二さん、どうしたんですか？」



いきなり開けられた扉の前には、焦った様な隆二さんが立っていた



隆二「はぁっ…はぁっ、ｯ亜嵐がっ！」



その名前を聞いて静まり返るリハ室

嘘だろ…

亜嵐くん…ｯ



メン「行くよ！」

裕太「俺医務室の先生呼んでくるわ！」

隼「あ、えっと…ｯ」

玲於「これ持ってって！」

隼「う、うん、、」



慌てる隼の背中をポンと叩いて俺もリハ室を飛び出した


角を曲がると、車椅子とその下に亜嵐くんと、、臣さん！



龍友「臣さん！」

広臣「あ、亜嵐意識飛んじゃった。」

玲於「嘘だろ、亜嵐くん！分かる？」

涼太「酸素マスク付けるよ！」



酸素が足りてないのか、唇は青紫色に変色していた

なんで？

何があったの？



亜嵐「…ｯかはっ！、、はぁっ…はぁっ、」

メン「脈飛んでる、しかもちょっと酷い」




ガラガラガラガラ、、




医師「白濱さん！分かります？」

亜嵐「あ、はぁっはぁっ、くっ、…あﾞｯ…」

広臣「さっきから、こうやって何かの痛みに耐えてて、」

涼太「心不全…、不整脈からくる痛み？」



分からない……

こんなに苦しそうなの初めて……




医師「ダメだ。意識が朦朧とし過ぎてるし脈もおかしい。救急車呼んで！」

広臣「俺呼びます！」

龍友「ありがとうございます！」



額を触ればびっくりするくらい熱くて、、

でも手先はキンキンに冷えてる

酸素回ってない。




亜嵐「ひゅ…、ひゅ〜、、ｯｹﾎｯ、ｹﾎｯ、ぅくｯ…ｯ…」

龍友「呼吸困難や…あかん。体横向きにして！」



言われた通り体を横向きにすると



亜嵐「ひゅ…ｹﾎﾟｯ、、くｯ…はぁっはぁっ…はぁっ」

隼「亜嵐くん…」



亜嵐くんの口から吐瀉物が出た

素早く拭き取って酸素マスクを付ける


隆二さんと臣さんは唖然としてる

亜嵐くんがこんなになってるの初めて見るだろうし、実際ここまで酷いのは俺らも初めて。

怖い……



広臣「5分で来るって！」

裕太「はい、」

亜嵐「ひゅ…はぁっ、はぁっ、、、」



亜嵐くん…

頑張って…



亜嵐くんは薄く開かれた目を開けて必死に意識を保ってる感じ

俺は苦しそうに素早く動く胸や背中を撫で続けた。




その後、救急車が到着し病院に運ばれていった

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