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亜嵐side
病室から出ると、当たり前だけどそこに隼の姿は無かった。
どこまで行っちゃっただろ
ロビーにいないかな…
左手でスマホとイヤホンを持ち右手で点滴を引きずる
亜嵐「はぁ…はぁ…」
今の季節はもう11月
寒く薄暗い廊下に、少し寂しさを覚えた。
亜嵐「早くしなきゃっ…」
……キーンッ
なんでっ…今?!
壁に寄りかかり、落ち着くのを待つ。
隼帰っちゃう…
亜嵐「うっ…はぁっ…、はぁっ…」
頭痛い…
寒い…
クラクラする……
足の力が抜けそうになるのを必死で耐える。
ようやく治まった。
何分間ここにいた？
やばい……
亜嵐「はぁっ…はやと……っはぁっ…」
体力が落ちたのか病気のせいなのか、すごく息が切れて苦しい。
でも謝りたいし、行かなきゃ。
走った方がいいかな…
そう思って、走り出そうとした瞬間…
亜嵐「……っ…、ぇ？」
足が思うように動かない……
なんか……
固まっちゃったみたいに……
何？
怖い……
寒さと恐怖のせいで震え出す身体
亜嵐「……はぁっはぁっ、んで?!…」
もう一度足を前に出す。
亜嵐「くっ……はぁっはぁっ…」
けど震える身体は、自分の身体とは思えないほど重かった…
次の瞬間
目の前がぐにゃっと曲がり、全身の血の気が引いた。
ガシャンッ！
点滴が倒れた音を聞き、自分が倒れたことに気付いた。
亜嵐「……ぁっ…くっ……」
隼のスマホ……
落としちゃった……
自分の方に引き寄せようと手を伸ばしたけど、思うように手も動かない。
何が起きてるの？
……怖い……
亜嵐「こ、わぃよぉ……っぐすっ……たすけ、て…」
薄暗い廊下に虚しく響く俺の声
誰も来てくれない……
冷たい廊下にどんどん体温を奪われていく…
寒い……
怖い……
視界がグルグル回ってる……
だんだん薄れてゆく意識……
？「亜嵐くんっ!!」
ぇ……
だれ？
近付いてくる足音
ねぇ、助けて…
寒いよ。怖いよ……
俺は動かすことが難しくなった手を精一杯伸ばした。
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こもりん??(プロフ) - mimiさん» おめでとうございます！頑張ります！ (2020年1月5日 8時) (
レス) id: 751c27b14f (このIDを非表示/違反報告)
mimi(プロフ) - あけましておめでとうございます！更新楽しみにしています！ (2020年1月4日 19時) (レス) id: 0fb55262b9 (このIDを非表示/違反報告)
こもりん??(プロフ) - みなゆいさん» おめでとうございます！楽しんで貰えるように頑張りますｆ^^*) (2020年1月4日 16時) (レス) id: 751c27b14f (このIDを非表示/違反報告)
こもりん??(プロフ) - 叶夢さん» おめでとうございます！頑張ります！ (2020年1月4日 16時) (レス) id: 751c27b14f (このIDを非表示/違反報告)
みなゆい(プロフ) - あけましておめでとうございます！！今年もよろしくお願いします！！更新、楽しみにしてます！頑張ってください！！ (2020年1月4日 12時) (レス) id: a6fe0d12b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こもりん | 作成日時：2019年10月31日 8時
