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涼太side
んっ……
何か重みを感じて目を開けると、隼が抱き着いていた
涙の跡が無数に残る頬を見ると、現実を突きつけられる。
優しく隼を布団に戻し、病院に行く準備を進める。
ガチャ……
メン「ごめん、寝坊した!」
涼太「寝坊してないよ!おはよう!」
メン「良かったぁ、おはよう、」
それから机に置き手紙をして家を出た。
タクシーの中で、玲於がメンさんに抱きついて寝ていた事を聞いた。
2人ともまだ不安なんだな…
病院に着き、ナースステーションで病室を聞いて向かった。
ガラガラ…
涼太「失礼しま〜す。」
芸能人という事で1人部屋を用意してくれたみたい
少し広めの部屋にポツンとベットが1つ
涼太「亜嵐…くん、」
亜嵐くんの見た目は変わり果てていた。
口には酸素マスクが付けられ、胸から管が出ていて、下のタンクのようなところには少し濁った水が溜まってる。顔色は悪く苦しそう。
メン「想像以上だね…。」
涼太「ぅん、かわいそう……、亜嵐くん…」
泣かないはずだったのに…
おかしいな……、
メン「泣いていいよ、ね?」
涼太「ぐすっ…うぅっ…ひっく、う〜、泣」
メンさんに抱きしめられて、泣きじゃくった。
メン「落ち着いた?」
涼太「、ん…ごめん、、」
メン「大丈夫大丈夫。」
病室に色々と荷物を置いていた時、、
亜嵐「……んッ、…んん、っ…」
涼太「亜嵐くん!?…分かる?」
亜嵐「、りょ……た、、」
涼太「うん!涼太だよ!メンさん!亜嵐くん目覚めた!」
メン「よかった、苦しくない?」
亜嵐「はぁ、少し、だけ…」
やっぱり胸水を抜いてても苦しいんだ…
亜嵐「はやとと…れお…は?」
涼太「ぃ、今家!寝てるかも、、」
亜嵐「泣いて……なか、った?」
亜嵐くんは自分の方が辛いはずなのに、隼と玲於の心配をした。
涼太「大丈夫!今龍友くんたちが見てくれてるから」
亜嵐「そっか…」
そう言うと亜嵐くんはまた目を瞑った。
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こもりん??(プロフ) - mimiさん» おめでとうございます!頑張ります! (2020年1月5日 8時) (レス) id: 751c27b14f (このIDを非表示/違反報告)
mimi(プロフ) - あけましておめでとうございます!更新楽しみにしています! (2020年1月4日 19時) (レス) id: 0fb55262b9 (このIDを非表示/違反報告)
こもりん??(プロフ) - みなゆいさん» おめでとうございます!楽しんで貰えるように頑張りますf^^*) (2020年1月4日 16時) (レス) id: 751c27b14f (このIDを非表示/違反報告)
こもりん??(プロフ) - 叶夢さん» おめでとうございます!頑張ります! (2020年1月4日 16時) (レス) id: 751c27b14f (このIDを非表示/違反報告)
みなゆい(プロフ) - あけましておめでとうございます!!今年もよろしくお願いします!!更新、楽しみにしてます!頑張ってください!! (2020年1月4日 12時) (レス) id: a6fe0d12b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こもりん | 作成日時:2019年10月31日 8時