ありがとう

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龍友side


ご飯喉につっかえて苦しそうやったから、頭撫でたったら泣き出した亜嵐くん。

どないしたん……

なにか抱えとるんか？



龍友「大丈夫やで〜…」

亜嵐「ぐすっ…、っ…」

涼太「寝ちゃった…」

龍友「なぁ、涼太。さっき熱何度あったん？」

涼太「37度8分、上がってる？」



これ……


熱すぎるやろ…



おでこ、首元、頬、全てを触ってみたが、どこもジュっと音がしそうな程に熱かった。



龍友「これ上がっとるわ。」

隼「はい！体温計！」



ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ



龍友「38度3分」

メン「高いね…、はい、冷えピタ」




赤い顔して苦しそうに眠っとる亜嵐くん。
もうさっき点滴は取ったんに…



亜嵐「はぁ…はっ、っ…はぁ…はぁ…」



ベットに寝かせ、一息ついた時、




玲於「ねぇ…。亜嵐くんさ…手、動きづらいのかな」

隼「え？」

玲於「さっきのご飯の時、箸落としてそれだけならいいけど、スプーンまで落としたじゃん。」



あ、そんなんあったな。



玲於「スプーン持ち直して食べ始めた時も、左手見ながらグーにしたりパーにしたり、動かしてた。」

裕太「なんなんやろ…。」

隼「……」

涼太「…何か痛がるような顔してた時も一瞬あったよ。箸落とした直後…。玲於が言ってることがもしあってたら、それに加えて痛みも出てるかもしれない。」

メン「また隠してるのかな…」

隼「起きたら…聞いてみる？」

龍友「そうしよか」




全く気づかんかった。


やっぱり玲於の観察力は凄い。




玲於はずっとスマホいじっとる。
何か調べとるような真剣な眼差しで…

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