30 ページ30
涼太side
亜嵐くんの薬が変わってから3日目
朝病室に着くと、いつもは起きてるのにまだ布団の中の亜嵐くん
涼太「亜嵐くん、おはよう！」
亜嵐「……ん。」
もぞっと動きゆっくりこっちを見た目は潤んでいた。
あ…
副作用出てきちゃったか……
涼太「亜嵐くん、熱測ろう？」
亜嵐「ぅん…。けほけほっ……げほっげほっ！」
涼太「おぉ、ゆっくりゆっくり」
急に咳き込んだ亜嵐くん。
熱を測っている時も ボーッと一点を見つめている。
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ
涼太「ん〜。辛いね……」
ディスプレイには38度2分と表示されていた。
そりゃこんなにぐったりするわけだ…
亜嵐「けほっけほっ…はぁ……はぁ……」
最近までMステも出て、笑顔で踊れたのに。
この数日で高熱になって受け答えもあまり出来なくなってる。
ガラガラ…
隼「あ、涼太くん！おはよう！」
涼太「おはよう！…副作用出ちゃってる。」
隼「うそ！…亜嵐くん？」
亜嵐「はぁ…はぁ…」
隼「熱？」
涼太「そう。結構高くて…。咳も出ちゃってる。」
隼「そっか……。亜嵐く〜ん…頑張れ…」
隼が亜嵐くんの頭を優しく撫でながら声を掛けていると、看護師さんが入ってきた。
看護師「熱出ちゃいましたか。じゃあキツイかな？一応朝ご飯置いておきますね。無理して食べなくてもいいですけど、何か少しでも口に入れてください。」
朝ごはんを机に置き、機械の数値と点滴を確認した後、病室を出て行った。
湯気を立てる病院食
涼太「亜嵐くん、ご飯食べる？」
亜嵐「はぁ…はぁ…ぃらない…。」
涼太「スープは？」
隼「亜嵐くん…少しだけ飲める？」
亜嵐「……ぅん…。」
少し考えてからゆっくり頷いた。
隼「起こすよ〜。寄りかかってていいよ！」
亜嵐くんは隼にぐったりと寄りかかってる。
涼太「はい！口開けて〜？」
亜嵐「……っ」
ゆっくり飲み込むと、
亜嵐「……げほっげほっ…もう、ぃらない…はぁ…」
眉間に皺を寄せながら苦しそうに言ってきた。
隼がゆっくりベットに寝かせる。
タオルケットをぎゅっと握って唸っている亜嵐くんはほんとにキツそう…。
亜嵐「けほっけほっ…げほっ……」
この日を境に亜嵐くんの体調は良くなることは無くなった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 261人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
こもりん??(プロフ) - mimiさん» ありがとうございます！mimiさんの案も参考にさせて頂きます！頑張ります！ (2019年10月30日 7時) (
レス) id: 751c27b14f (このIDを非表示/違反報告)
こもりん??(プロフ) - みなゆいさん» ありがとうございます！参考にさせて頂きます！頑張ります！ (2019年10月30日 7時) (レス) id: 751c27b14f (このIDを非表示/違反報告)
mimi(プロフ) - 貧血が酷くなる？でどうでしょうか？頑張ってくださいね！ (2019年10月30日 4時) (レス) id: 0fb55262b9 (このIDを非表示/違反報告)
みなゆい(プロフ) - 上手く言えないですけど、高熱が下がりにくくなる、とかですかね。参考になれば嬉しいです！これからも頑張ってください！ (2019年10月29日 23時) (レス) id: 4860837c68 (このIDを非表示/違反報告)
かんな - はい！ (2019年10月13日 15時) (レス) id: 1c96882bec (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：こもりん | 作成日時：2019年9月19日 9時
