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亜嵐side


次の日もまた同じ薬の点滴が始まった。


看護師「暇でしたら、お散歩など行っても大丈夫ですからね?でも、貧血が酷かったり体調が優れない場合は行かないでください」

亜嵐「はい…」



正直言って、行く気もなかった。


けどずっとこの質素な真っ白い部屋に閉じこもってたらおかしくなりそうで。



ゆっくり足を床に下ろしゆっくり立ってみた。



……ッ大丈夫だ。





カラカラカラカラ…


点滴を引きずる音が響く。


俺はマスクしてるだけで変装してくるのを忘れたことに気が付いた。


大丈夫かな、、





皆で見ることの出来るテレビが付いてる場所に着いた。



『_____今SNSでは沢山の書き込みが寄せられているそうで!』

『はい。どうしたんでしょうかね。』

『事務所側は黙秘しているらしいですけどね。本当の所を知りたいでしょうにね〜』



ん?


画面をよく見ると、右上の方に


"白濱亜嵐活動休止か、GENERATIONS自体休止か"


そう書かれていて目を見開いた。

え?
そう言えば最近スマホを見ていなかった。
それどころじゃなくて、、



仕事…


忘れてた…。


今どうなってるんだろう。


俺の仕事は?


前に決まったMステ出演は?





何やってんの…俺。


GENERATIONSの活動を消してるのは自分だと気付いた瞬間周りの音が聞こえなくなった。







どうしよう…



どうすればいいのッ!?




亜嵐「はぁ…はぁ…ッうっ!」




急に吐き気がして、トイレに急いだ。




ガチャッ!バンッ!




亜嵐「ッゲホゲホ!…オェッ!…げぇっ!…はぁ…」




怖い。



冷たい床に1人で座りただただ吐く事しか出来ない自分。



亜嵐「うぅ…グスッ……。」









亜嵐「ヒック…はぁ…はぁ、嫌っ!ヒック…う"ぅ〜、泣」









みんなが…





お前のせいだって……





言ってきているような気がして





俺は耳を塞いだ。

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設定タグ:GENERATIONS , 白濱亜嵐 , 病系   
作品ジャンル:泣ける話
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こもりん??(プロフ) - mimiさん» ありがとうございます!mimiさんの案も参考にさせて頂きます!頑張ります! (2019年10月30日 7時) (レス) id: 751c27b14f (このIDを非表示/違反報告)
こもりん??(プロフ) - みなゆいさん» ありがとうございます!参考にさせて頂きます!頑張ります! (2019年10月30日 7時) (レス) id: 751c27b14f (このIDを非表示/違反報告)
mimi(プロフ) - 貧血が酷くなる?でどうでしょうか?頑張ってくださいね! (2019年10月30日 4時) (レス) id: 0fb55262b9 (このIDを非表示/違反報告)
みなゆい(プロフ) - 上手く言えないですけど、高熱が下がりにくくなる、とかですかね。参考になれば嬉しいです!これからも頑張ってください! (2019年10月29日 23時) (レス) id: 4860837c68 (このIDを非表示/違反報告)
かんな - はい! (2019年10月13日 15時) (レス) id: 1c96882bec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こもりん | 作成日時:2019年9月19日 9時

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