207 ページ7
隼side
ずっと暗い道を一人で歩いてる夢を見てる。
みんな……
どこにいるの？
何で僕だけ暗闇に一人なの？
怖いよぉ…
ポウッと白い光が先に見えた。
あそこに行ったら何か分かるかな。
この暗闇から出られるかな。
白い光に手を伸ばした瞬間周りがぱっと光って眩しくて目を閉じた。
目をゆっくり開けると……
何…ここ。
ガラガラ……
亜嵐「はやと〜！」
亜嵐くん！ねぇ！会いたかったよ！
スっ……
え？
玲於「おっはよ〜」
玲於！ねぇねぇ！
スっ……
亜嵐「あ、おはよう。玲於」
玲於「今日も駄目？」
亜嵐「うん…。変わらずかなぁ。」
2人に無視された？
え？
まず目も合わなかったよね？
……見えて、、ない？
なんでなんで？
2人がいる方を見ると、ベットを囲んで覗き込んでる。
誰を見てるの？
僕はベットの人物を見て言葉を失った。
僕じゃん……
そこには紛れもなく自分が寝ていた。
酸素マスクをつけて、色々な機械につながれている。
何があったの？
ここどこ？
病院？
嫌だ……。
みんなに会いたい。お話したい。
無視……しないでっ……
ｸﾞｽｯ……
溢れてくる涙、、
どうすればいいの？
玲於side
ん？
なんか…いつもと隼の表情が違う。
寂しそうな、悲しんでるような顔
玲於「ん？」
亜嵐「なに？どうしたの？」
玲於「なんか悲しそうな顔してるなって思って」
亜嵐「言われてみれば……。」
亜嵐くんがそう言った瞬間、、
隼の目から涙が一筋流れた。
玲於「え、亜嵐くん！隼泣いてる！」
亜嵐「うそ！なんで。」
玲於「夢…見てるとか？」
亜嵐「隼！起きろ！なぁっ！」
玲於「お前寝過ぎだよ！起きてくれよっ……」
隼の意識が戻らなくなってから、今日で丁度1週間経った。
隼の涙は拭いても拭いても流れた。
そんな……辛いなら……
早く目覚ませよ。
早くお前とダンスしたいよ。
待ってるから。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 182人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
こもりん??(プロフ) - さつきさん» え……、、すっごい嬉しいです！書いて良かったです´`*長いのに、最後まで読んでくださりありがとうございました！ (2020年6月3日 21時) (
レス) id: 751c27b14f (このIDを非表示/違反報告)
さつき(プロフ) - 最初から全部読ませていただきました。いろんな話を読んできましたが、初めて涙が出ました。ほんと感動しました！ (2020年6月3日 21時) (レス) id: fa4c7fa2a6 (このIDを非表示/違反報告)
こもりん??(プロフ) - こもれお☆さん» あらら…。初めての作品だったのでそう言って頂けて凄く嬉しいです！ (2020年4月10日 22時) (レス) id: 751c27b14f (このIDを非表示/違反報告)
こもれお☆(プロフ) - あれ？目から滝が...(；ω；) (2020年4月10日 1時) (レス) id: c272066b12 (このIDを非表示/違反報告)
こもりん??(プロフ) - むぅちゃんさん» そんな……！ありがとうございます！すごい嬉しいです！最後まで読んで頂きありがとうございますｆ^^*) (2019年10月2日 0時) (レス) id: 751c27b14f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：こもりん | 作成日時：2019年9月1日 22時
