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隼side
涼太くんが出ていった。
寂しいけど、頑張って欲しいな!
あっ!
涼太くんイヤホン忘れてる!
大丈夫かな?
2個くらい持ってるよね、きっと!
隼「ケホケホッ、…読もうかな…」
"
隼くんへ
闘病お疲れ様です!
またあの隼くんの笑顔見たいです!
頑張ってください!
"
嬉しいなぁ…
"
隼くんへ
もう隼くんの笑顔が見たくてたまりません。
頑張って下さい!
"
どんどん読んでいき、あと一通になった。
ファンの皆さんからの言葉はすごい嬉しくて、励まされたな〜!
早く治したい!
あと一通……
なんか違和感があった。
みんなピンク系の封筒にブタのシールとか貼ってくれたりしているのに、真っ白の封筒には何も書いていなかった。
でも僕の手元にあるってことは、僕あて確定だもんね!
封を開けようとその手紙に手をかけた時、
コンコン……
僕の病室のドアがノックされた。
涼太くん?
隼「はい…」
ガラガラ……
入ってきたのは、帽子をかぶって、マスクをした男だった。
だ…れ……?
怖い……
隼「はぁ、はぁ…誰……ですか?」
呼吸が苦しくなってくる。
?「あぁ!スタッフだよ!スタッフ!」
スタッフ……?
こんな人…知らない、
隼「なんの……用ですか…はぁっ……ケホケホッ」
震えてくる身体
すると近付いてきて、名刺を渡してきた。
そこには、LDHのマークが。
志田さん……
本当に…スタッフさんだ……
隼「ぁッ……すいませんっ……ケホケホッ、はぁ、はぁ」
志田「大丈夫です!すいません、ビックリしましたよね?」
そう言って、呼吸が整わない僕の背中をさすってくれた。
でも志田さんなんていたっけ?
後で涼太くんとかにも聞いてみようかな…
志田「僕昨日入ったばかりで…。挨拶に来たんですよね…、」
隼「あ…。そうなんですか…」
若干慌てたような感じで言ってるけど、新人さんだからなのかな?
でも涼太くん何も言ってなかったけど…
知らなかったのかな?
志田「あのっ…また来ますね!」
そう言ってそそくさと出ていった。
病室には、香水の香りが残っていた。
この匂い…
どこかで……。
ーーー♪♪
亜嵐くんからLINEが来た。
『今日と明日でロケ終わるようにしてもらったから、それまでちょっと我慢しててね!ごめんね!すぐに帰ったら、隼の所に行くから!』
読んだら何故か涙が出てきた。
みんなに会いたい……。
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こもりん??(プロフ) - あんさん» やっぱり泣いちゃいますよね!笑 ありがとうございます!更新頑張ります! (2019年3月22日 23時) (レス) id: 751c27b14f (このIDを非表示/違反報告)
あん(プロフ) - こもりん??さん» 私も泣いてしまって読めない気がします(笑)これからも更新楽しみにしてます! (2019年3月21日 18時) (レス) id: 500db723e5 (このIDを非表示/違反報告)
こもりん??(プロフ) - あんさん» 間に合わなかった系ですね……泣 書いてるうちに私が泣いちゃって書けなくなっちゃいますね、きっと笑 限界まで来て危険な状態になってしまい……どうなるかお楽しみに!笑 提案してくれてありがとうございます! (2019年3月21日 18時) (レス) id: 751c27b14f (このIDを非表示/違反報告)
あん(プロフ) - 移植する日が決まったけど、移植する前日に隼くんの身体に限界が来てしまう…みたいな流れはどうでしょうか?これからもお話楽しみにしてます! (2019年3月21日 1時) (レス) id: 500db723e5 (このIDを非表示/違反報告)
こもりん??(プロフ) - はーとくんさん» ありがとうございます!志田は最悪な人間ですね!更新頑張ります! (2019年3月11日 23時) (レス) id: 751c27b14f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こもりん | 作成日時:2019年2月8日 19時