希望をもって3

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隼side

検査が終わって戻ってくると、涼太くんしかいなかった。

隼「亜嵐くんは？…ｹﾎｹﾎｯ」

涼太「今先生と話しに行ったよ！検査お疲れ様！」

隼「ありがとう！」

検査結果か…
どうだろう……


ガラガラッ……

亜嵐「隼、検査お疲れ様！」

隼「ありがとう！で…どうだった？」

亜嵐「……治ってるって！肺炎！」

涼太「え！やった！やったね！隼！」


大好きな涼太くんにギュッてされた

治ったんだ！
やったぁ！
玲於とか龍友くんとかにも報告したい！



その日の夜


龍友「隼〜！肺炎治ったんやって？」

裕太「良かったやん！よぉ頑張ったな！」

裕太くんにガシガシと頭を撫でられた。
その強さが今は心地よかった。

玲於が隣に来た。

玲於「はい、お守り。これからも移植まで頑張れよ」

そう言って、可愛いお守りをくれた。
ニコッと玲於が笑いかけてきた。
僕も嬉しくて、笑い返すと、

玲於「やっとその笑顔見れたわ！笑」


そう言ってきた。

亜嵐「そこでイチャコラすんなよー」

龍友「嫉妬してるん？笑」

亜嵐「ちっ…違うわ！笑」

涼･玲「わかりやす。」

隼「ふふふっ笑」


龍友「そや！ご飯作ってきたで！豪華やで〜」

メ「美味そう〜」

龍友くんがまた僕に作ってきてくれた！
でも今日は肺炎が治ったっていうお祝いらしくて、みんなの分もあるから、仲良く分けて食べた！

どれも全部美味しくて、幸せだったなぁ…

全「ごちそうさま〜！」

歯磨きしなきゃ…

よいしょっ！


……ふらっ

急に目の前が白くなった

玲於「あぶねっ！何、どうした？」

玲於が支えてくれて倒れずに済んだ。

隼「ｹﾎｯ……ごめん、歯磨きしようと思って」

涼太「気を付けてね！」

玲於「行くよ。」

無愛想だけど、ガッチリ掴んで、倒れないようにしてくれてる玲於。
こういう所好きになっちゃうよね笑

無事終わって、ベットに入って酸素マスクをつけた。

ちょっと歩いただけでもクラクラするし、苦しい。
肺炎が治ってもこれは変わらないよね、やっぱり。

隼「はぁ…はぁ、ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ…はぁ」

龍友「おぉ、苦しくなっちゃったか、」

龍友くんが背中をさすってくれた。

隼「ごめ……」

玲於「謝るな、頼れ。」

そうだよね…
玲於の言葉にみんなニコニコしながら頷いた。

隼「みんなありがとう！」

全「いいえ〜」


早くみんなに迷惑かけないようになりたい。
移植回ってこないかな…

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