希望をもって3

120 ページ20

龍友side

おっし！
仕事終わったぁ！
隼んとこ早く行ったろ！


時刻は19時
ちょうどいい時間なんちゃう？

ーーー♪♪

ん？
亜嵐くんからや、

『隼、お昼は何１つ食べてないんだ。夜ご飯も今出てきたんだけど、やっぱり食べない…。あとどれ位で終わりそう？』

そうなんや……
はよ行かんと。
もう終わったと伝えると、

『終わったんだ！わかった！待ってるね！』


そう返事が来た。

マネの車に乗り込んで、病院に向かう。




マネ「着きました！」

龍友「ありがとう！」


ガラガラッ―


亜嵐「あ！お疲れ様！」

龍友「おう、ありがとう！隼〜遅なってごめんなぁ」

隼「はぁ、ありがとう…ございます……」


俺は机の上に、作ってきたものを並べていく。
お粥に卵を混ぜた卵がゆに、肉じゃが。
具材は全て小さくカットして、柔らかく溶けるくらいまで、煮込んだから、食べやすいはずや！


龍友「隼、食べれそうか？」


僕の質問に頷いた隼


玲於「俺に寄りかかってていいから、食べな？」

龍友「ほい！あ〜ん！」


パクッと食べた隼

肉じゃが…好きだから作ったんやけど、平気かなぁ


隼「……おぃしい///」


今までご飯の時に辛そうな顔だった隼が、満面の笑みを浮かべた。

かわいぃ……


亜嵐くんなんて動画撮っとる、笑
玲於もニコニコして隼のこと見とる


龍友「お粥も食べてみるか？」

隼「うん！パクっ……美味しい！」


今までの隼の美味しい！の声が聞けた瞬間だった
隼は完食した。


隼「ごちそうさま！」

龍友「はい！よく食べました！」

亜嵐「全部食べれたじゃん！」


玲於は隼を起こしたベットに寝かし直して、マスクをつけた。


隼「龍友くん…、ありがとう！」

龍友「…おん！」


隼が俺を見ながら、お礼を言ってきた。
その微笑んだ隼の顔を見た時に、泣きそうになったのは秘密！笑

121→←119

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す