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玲於side
裕太くんが亜嵐くんを連れていった。
多分亜嵐くん限界きちゃったんだろうな…
病室の中は重い空気が漂っていた。
玲於「隼?熱高いし、水飲んで寝ようか!」
隼「……」
涼太「はやと?」
俯いたまま黙り込んでる隼
…ん?
……震えてる?
玲於「隼?大丈夫?」
隼「はぁ、はぁ…ゲホゲホッ…はっ、はぁ、」
え!?
過呼吸?
隼「はぁ、ひゅッ…ゲホゲホッ、ゲホッ、ひゅゲホゲホッ」
涼太「はやと?大丈夫だから、ゆっくり!」
涼太くんの声も俺の声も届いてない。
なんで?
急に…
あ、、
亜嵐くんの事とか、俺らの事考えて、迷惑かけてるとか思ったとか?
ほんとにこいつ馬鹿
1人で抱え込んで……
俺は震えて苦しそうに呼吸している隼を抱き締めた。
ビクッとする身体
俺は更に強く抱き締めた。
玲於「何考えてんのか分かんねぇけど、俺達は隼の事邪魔とか思ってないから。大丈夫だから。苦しくなるから、もう泣きやめ」
隼「グスッ、はぁ…ゲホゲホッ、ゲホッ…ひゅ……ゲホッ、」
俺の服をギュッと掴みながら必死に泣きやもうとしてる。震えは止まったから良かったけど、咳が…
隼「ゲホゲホッ、ゲホゲホッ…ひゅゲホゲホッ、はぁっ、」
涼太「辛いね…。」
涼太くんも心配そうに頭を撫でてる。
身体も暑いし、さっきから地味に感じてんだけど、ふらふらしてる。
隼「ゲホゲホッ…はぁっ、はぁ…ゲホゲホッ、ぇっ、」
ん?
隼「ゲホゲホッ…ゲホゲホッ、ゲホッ…ぉえっ、」
玲於「大丈夫?吐きそうになっちゃったね…」
一応袋ないか涼太くんに言おうとした時、、
隼「ゲホゲホッ、ゲホゲホッっひゅ、ゲホゲホッおえぇっ」
激しい咳とともに抱き締めてた俺を弱々しい力で押したと思ったら吐いてしまった隼
玲於「はやと?!大丈夫?タオル…ない!」
隼「はぁはぁ…はぁはぁ、っげぇ」
隼を見ると、目は虚ろでハァハァと苦しそうに息はしてるものの、焦点が合わない。
俺の腕にぐたっと寄りかかってきた。
やばい。意識飛ぶ。
涼太「玲於、ちょっと待ってて!」
先生呼び行ってくれたのかな、
それにしてもやばい。
隼「ケホケホッ、はぁ……はぁっ、」
玲於「隼?おい、はやと?!」
やばい。
反応も示さない。
ガラガラッ―
亜嵐「はやとっ!」
亜嵐くんが隼を呼んだ瞬間、ズンっとさっきより重くなった隼
…隼の意識は無くなった。
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こもりん??(プロフ) - あんさん» やっぱり泣いちゃいますよね!笑 ありがとうございます!更新頑張ります! (2019年3月22日 23時) (レス) id: 751c27b14f (このIDを非表示/違反報告)
あん(プロフ) - こもりん??さん» 私も泣いてしまって読めない気がします(笑)これからも更新楽しみにしてます! (2019年3月21日 18時) (レス) id: 500db723e5 (このIDを非表示/違反報告)
こもりん??(プロフ) - あんさん» 間に合わなかった系ですね……泣 書いてるうちに私が泣いちゃって書けなくなっちゃいますね、きっと笑 限界まで来て危険な状態になってしまい……どうなるかお楽しみに!笑 提案してくれてありがとうございます! (2019年3月21日 18時) (レス) id: 751c27b14f (このIDを非表示/違反報告)
あん(プロフ) - 移植する日が決まったけど、移植する前日に隼くんの身体に限界が来てしまう…みたいな流れはどうでしょうか?これからもお話楽しみにしてます! (2019年3月21日 1時) (レス) id: 500db723e5 (このIDを非表示/違反報告)
こもりん??(プロフ) - はーとくんさん» ありがとうございます!志田は最悪な人間ですね!更新頑張ります! (2019年3月11日 23時) (レス) id: 751c27b14f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こもりん | 作成日時:2019年2月8日 19時