HIVE:) 8

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ソヌside




今回のセットは、ダークで少し怖さを感じる


デビュー当時を少し思い出すな…


衣装に着替えてメイクをして、スタジオに行くと、僕から撮影らしい



コンセプトを聞いて、セットに案内された


でもそのセットを見た瞬間、ゾワッとして、これ以上近付いてはいけないと体が言ってる気がした



あの事故を起こした日から、狭い所、逃げ場がないところが苦手になってしまった

日常では避けて来てたけど、、




でも今ここで無理なんて言ったら、コンセプトも崩れるし、撮影も止まる

そんな事したくない…


少しだよね。ワンフレーズ撮れば終わるはず。


我慢出来る。




セットに恐る恐る入ると、スタッフの方にドアを締められた




ソヌ「…はぁ……はぁ…大丈夫、、大丈夫…」




見えないけど外にはみんなもいる




スタッフ「じゃあ撮影始めていきまーす。ちょっと長めに撮るからね！音楽お願いします」

ソヌ「……長めっ…」




曲が流れ出す

演技しなきゃ…



頭を抱えたり、胸元を掴んだり、苦しみを表した



でもその演技がパニックの引き金になった




……怖い


……狭い



……逃げられない




ソヌ「はぁ…はぁ、はぁ、、嫌っ…嫌だっ…」



スタッフ「いいねー！」




……違うよっ


……助けて……




ソヌ「はぁっはぁっはぁ、けほっけほっ…」




気持ち悪くて、苦しくて、動けなくなる




ソヌ「うっ…けほっ…うぅ泣…ぐすっ…こわぃっ」




なかなか終わらない撮影に、だんだん体の震えが全身に広がり、意識が朦朧としてきた

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