1歩ずつ… 4

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隼side




隼「げほっげほっげほっ…ひゅ…げほっ…ぁ、」




一気に咳が止まらなくなり、目の前が歪む



ドサッと音を立てて、鞄が落ちる




隼「ぃやっ、、げほっげほっげほっ…ぁ、ひゅ…」




この咳…喘息、、

吸入器を出そうとした時、




隼「ひゅｯ、くひゅっ…ぅ、げほげほげほっ、」




呼吸が苦しくなり、手が震え始めた


震える手で吸入器を取り、口元に当てるが




隼「げほっげほっ…ぉせ、、なｯ、げほっげほっ…」




咳による酸欠と、手の震えと苦しさからボタンが押せない……、、




隼「げほっげほっ…れ、ぉ…ひゅ…ひゅ…」




……ガチャッ




客「ちょっと、君大丈夫？」

隼「ぁ、はぁ…ひゅ…げほっげほっげほっ…」

客「ちょっと！」

隼「ぁ、あ、っく…ひゅ…ひゅ…」




どれだけ口を開けて吸っても、本格的に酸素が入ってこなくなった


知らない人が声をかけてくれたけど、答えられない……



だんだんその人がぐにゃっと曲がって……






暗闇に包まれた

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