1歩ずつ…2

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亜嵐side



玲於の怪我はすごい酷いもので、頭にもたんこぶが出来てた


切れちゃった口と、痣だらけのお腹を裕太くんが処置していく。

お腹の消毒をしてた時、、




玲於「……ん、、」

亜嵐「あ、…玲於！わかる？お家だよ！」

玲於「…はっ！ぁ、だめっ…は、やとがｯ、、危なｯ…」

亜嵐「玲於！大丈夫、隼もいるから大丈夫だよ」




何かを思い出したのかパニックになって暴れだした


裕太くんも1回消毒をやめて背中をさすってる




玲於「…はぁっ、、はぁ…はぁっ…」

裕太「亜嵐くん、続きやっちゃうからおさえとって？」

亜嵐「うん」




裕太くんがまた脱脂綿を傷口にあてた




玲於「んｯ…いっ、、はぁっはぁっ…いたｯ…ぃ、、」

裕太「痛いな、ごめんな…」




玲於の閉じられた目から涙が流れた


包帯や絆創膏を貼って、処置が終了した




亜嵐「玲於、立てる？」

玲於「…ぅん、」




抱き起こして座らせると、立とうと力を入れた




玲於「…ｯく、あ゛ぁｯ…」

亜嵐「玲於！」




お腹が酷く痛むみたいで立てず、苦しそうにお腹をおさえた




メン「ソファーまで連れてっちゃうね、、玲於、ちょっと痛いよ？」

玲於「ｯん〜…ぁ、はぁっはぁっ…」




ソファーに寝かせて、少しすると、ウトウトしだした


安心したかな、、

もうすぐ目が閉じる〜…と思った時




玲於「ぁ、い、やぁｯ…あぅｯ…あ、、ｯく、、」

亜嵐「玲於！玲於！大丈夫だよ！分かる？」

玲於「ん、んぅｯ…ぅあ゛ｯ…ｯく、くひゅ、、」




酷いパニックに陥り呼吸がおかしくなっていく



ここまで来たらもうダメ……




亜嵐「龍友くん！来て！早く！」

龍友「玲於！変わるわ。」

玲於「ぁ、あぅ、、くｯ…けほっ、ひゅ、、んぅｯ…」




ここまで酷いパニックになると玲於はお父さんである龍友くんしか受け付けない



かわいそうに……

追い詰められてたんだね……




裕太「これ、部屋に置いとくわ。」

亜嵐「ありがとう」




裕太くんが持っていたものは、洗面器にビニール袋が付けられたものと、大量の袋



かわいそうだけど、玲於の辛い期間の幕開けかもしれない…

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