1歩ずつ…2

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隼side



そんな疑問が晴れたのはこの前の出来事から1週間後だった



玲於がまたいなくてその日俺は探し回ってた

すると、使われていない教室の方から激しい音がして自然と足が動いた



中を覗くと




隼「ぇ。」




そこにはたつきとりくに殴られ蹴られと暴力を受けている玲於の姿があった

そして全てが重なった


顔を歪めてたのは体が痛かったから、こいつらに虐められてて、シューズも何かされたに違いない。




隼「くそっ…」




ガラガラｯバンッ！




たつき「はははっ笑…あ？」

りく「あ〜バレちゃったァ…」

隼「お前ら何してんだよ。玲於に何してんだよ」

たつき「何も聞いてないか〜…玲於くん、隼くんのこと守ったんだもんね？」

玲於「…ｯく、、」




髪の毛を引っ張られ苦しそうな声を出す玲於

口からは血が流れてる




隼「玲於から離れろｯ！」

たつき「はーい」




そう言うと掴んでいた玲於の髪の毛を思いっきり離した

その反動で、玲於は頭を床に強く打ち付けた




玲於「…うｯ、、」

隼「玲於！れぉ、聞こえる？」




ぐったりしてしまった玲於

体に触れて制服のシャツを捲れば真新しい痣や傷、黒く残ってしまっているものもあった




隼「なんでｯ…言わねんだよｯ…ぐすっ…」




青白い顔でぐったりしてる玲於をおんぶして、家まで帰った




悔しさ

後悔

悲しさ

怒り




全てが押し寄せて涙が溢れた


気付ける瞬間なんて沢山あった

なのに……、、



家に着いて、インターホンを押す




龍友「ほい、おかえり！…玲於!!」

亜嵐「どした？…玲於、すごい怪我、分かる？玲於？」

隼「めん…さぃ…ごめん…さぃｯ…はぁっ、ぐすっ…」

龍友「隼！はやと！」

隼「ぉれの…せぃだ…ごめっ、、ごめんｯ…ぐすっ…」

龍友「大丈夫大丈夫、よく頑張った、沢山泣け、な？」




お父さんに抱きしめられ俺は沢山泣いた

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