1歩ずつ…2

13＊ ページ36

龍友side




今日は一緒に寝た方がええかな〜…


この感じ…

始まるわ。



かわいそうな日々の幕開けか……




夜俺のベットにバスタオルを敷いて、枕にもタオルをつけた




玲於「おやすみ……」

龍友「おん、おやすみ…」




玲於は静かに眠りに落ちた

このまま朝方まで寝られたらええけど…




そんな甘くないのが周期性嘔吐、、




夜中の2時くらいにふと異変を感じて目が覚めた




龍友「ん…いま、2時か…はぁっ…、、ん？」

玲於「ん、…ｺﾞｸ、はぁ…ｯく…ｺﾞｸ、、けほっ…ん…」




玲於の喉から変な音が鳴っとる

これが聞こえたから起きたんや。





龍友「玲於、玲於！起きてや、」





仰向けで少し苦しそうに寝とる


ちょっと起こさな…




その時、、





玲於「ｯく…ごきゅっ！、うっ、、おぇっ、ぁｯ…」

龍友「玲於！」





仰向けのまま急に嘔吐した玲於


首元まで吐物が回って、噴水のように戻しとる


あかん、喉に詰まってまう

慌てて体を横向きにする




龍友「玲於〜、わかるか？」

玲於「はぁっ…ぅ、おぇっ…げ、げｯふ…ゲポッ…」

龍友「おっと…、、始まってもうたか…」

玲於「おぇぇっ…げぇっ…う゛ｯ…ぁ、ぅおぇっ…」




口元に当てた袋がどんどん重くなっていく

戻し続けて10分経って、少し落ち着いてきた




龍友「玲於、分かるか？苦しいなぁ、、びっくりしたやろ、パパここにおるからな？」

玲於「はぁっ…はぁっ…ぱぱ、はぁっ…おぇっ…はぁっ」

龍友「おん、大丈夫大丈夫、うがいするか？」

玲於「ん…」





少し頭を起こして口をゆすがせる


首元の吐瀉物を拭いてTシャツを着替えさせる


バスタオルと枕のタオルも替えてっと…




ぼーっとしてしまっとる玲於を抱きしめて背中をさする

落ち着いてまた寝られたらええけど…





玲於「はぁ…汚して、ごめんなさい…、、」

龍友「気にせんでええよ…な？」

玲於「…ぅん、」





脱水が怖いけど、飲ませたらまた戻してまうからな…



少し揺れていると、重くなった


ベットに降ろして、布団をかけて俺も眠った

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