･ ページ19
龍友side
深夜2時くらいになった時、寝とった玲於がモゾモゾしだした
点滴も12時に取ったから、効き目きれてきたんか？
体を横に向けて、口元にタオルを敷く
玲於「はぁっ…はぁっ…けほっけほっ、んぅ…」
龍友「玲於はなんか咳出るなぁ…」
風邪でもひいたか？
胃腸炎と一緒に…
龍友「ちょっとごめんなぁ…」
玲於「んぅぅ…はぁっ…はぁっ…」
嫌そうな表情しとったけど熱は測らなあかんねん…
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ…
龍友「38度7分…下がらへん…」
玲於「はぁっ…はぁっ…はぁっ…ん、」
ため息をついた時、玲於がむくっと起き上がった
龍友「玲於？どしたん？気持ち悪いか？」
玲於「……ｯ…はぁっ…ぐすっ…ど、こ？」
龍友「ん？どしたん？どっか痛いか？」
玲於の目から涙が溢れ出した
玲於「どこ…はぁっ、はぁっ…どこぉ…」
どこ……
何かを探すようにキョロキョロする玲於の視界に俺はいないようだった。
すると布団の上に立った玲於
ふらっ……
龍友「危ない！玲於！分かるか？どしたん、ぱぱここにおるで？な？見えるか？」
焦りと恐怖で声をかけ続けてしまった
でも玲於の視線は宙をさまよっていて……
玲於「こぁい…よぉ…ぐすっ…げほっ…」
龍友「どうしたん…玲於…」
その後玲於の口から発された言葉に胸が痛くなった
玲於「……ま……まぁ……」
龍友「……ｯ！玲於…ｯごめんｯ…ごめんなぁ…」
玲於の閉じられた瞳から涙が一筋流れた
熱にうかされて、胃腸炎になって、ままに会いたくなってもうたんやな…
ごめん……
力尽きたのか、くたっとして俺の腕の中で動かなくなった玲於を力いっぱい抱きしめた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 167人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
こもりん??(プロフ) - 3123684さん» ありがとうございます！ちょっとスランプ入りかけて焦ってました笑 話の展開が家族だと難しいですね、、でも頑張ります！ (2020年7月3日 22時) (
レス) id: 751c27b14f (このIDを非表示/違反報告)
3123684(プロフ) - これからも楽しみにしてます！ (2020年7月3日 20時) (レス) id: b8bbd514b9 (このIDを非表示/違反報告)
3123684(プロフ) - 続きが気になって仕方ないです笑 (2020年7月3日 20時) (レス) id: b8bbd514b9 (このIDを非表示/違反報告)
こもりん??(プロフ) - 寄さんさん» コメントありがとうございます！私も書きたいと思ってるので、成長とともに書いていきますね！リクエスト嬉しいです´`* (2020年6月30日 18時) (レス) id: 751c27b14f (このIDを非表示/違反報告)
寄さん(プロフ) - いつも楽しみに見させていただいてます！本当に元気が出ます！いいところで申し訳ないのですが５年後とか高校生になったときのお話が見てみたいです！ (2020年6月30日 17時) (レス) id: c0581173b7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：こもりん | 作成日時：2020年6月13日 14時
