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隼side
隼「ん…」
目を覚ますと僕の周りでみんな寝ていた
ここ……
あ、病院だ。
隼「亜嵐くん…」
まだ痛む足を引きずってベット横に行く
ピッ…ピッ…ピッ…
この機械音が亜嵐くんがまだ生きてるって証
今何時だろう
時計を見れば、朝の5時
隼「亜嵐くん…幸せだった?…ッ」
きちんと話したいのに涙が邪魔をする
悔しさ、辛さ、悲しさ……
たくさんの感情が混ざった涙
隼「寂しい思いとか、いっぱいさせてごめんね?」
広臣「そんなことないんじゃん?」
隼「っ!…臣さん…」
広臣さんが僕とは反対側に座って亜嵐くんの頭を撫でた
広臣「幸せそうじゃんよ。亜嵐…。」
隼「ぐすっ…ぇ?」
広臣「苦しいのに、表情穏やかだし、みんな来てくれてること感じてると思う。」
言われてみれば、僕達が来た時より楽そうな表情になっている
広臣「俺らがドーム行くって時にさ、亜嵐…隼の怪我に気づいてた」
隼「え、」
広臣「よく見てんだな…。自分よりメンバー…。あと俺らが病室を出る時亜嵐言ってきたんだ。」
隼「何を…ですか……」
広臣「俺はメンバーが大好きだって……。メンバーが笑って楽しんでくれてたら、俺も楽しいし嬉しい。幸せなんだって…」
隼「亜嵐…くッ…ぐすっ…うぅっ」
広臣「笑ってやれ。な?」
隼「はい、」
そうだよね……
僕が笑わないと…
亜嵐『俺、隼のその笑顔見ると元気になるわ!笑』
そう言ってくれた高校生の頃の亜嵐くんを思い出す
涼太「ん?…おはよう、隼」
隼「おはよ」
涼太「体調大丈夫?」
隼「うん、ありがとう」
それからGENEメンバーも三代目のメンバーもみんなぞろぞろ起き始めた
玲於「…亜嵐くん?…亜嵐くん!」
玲於が急に名前を呼び出した
急いでベット横に行くとうっすらと目を開けている亜嵐くん
龍友「亜嵐くん!先生呼んでや!」
メン「呼んだよ!亜嵐くん、分かる?」
亜嵐「ハァ…ハァ…ん、はぁっ…」
苦しそうだけど、僕達を捉えた目線
ガラガラ…
医師「白濱さん、分かりますか?分かったら瞬きして下さい…はい、ありがとうございます」
先生の指示にもゆっくりだけど従えてた。
……大丈夫になった?
でも現実はそんな甘くないよね。
知ってるよ……
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miko0723(プロフ) - ほんとですか?!ありがとうございます!楽しみに待ってます(^^♪ (2020年7月10日 21時) (レス) id: a21028db17 (このIDを非表示/違反報告)
こもりん??(プロフ) - miko0723さん» 了解です!今のお話が終わりましたら、書かせていただきますね! (2020年7月10日 17時) (レス) id: 751c27b14f (このIDを非表示/違反報告)
miko0723(プロフ) - 嘔吐表現好きです!!あとは高熱のお話とかも好きですかねf^^*) (2020年7月10日 15時) (レス) id: a21028db17 (このIDを非表示/違反報告)
こもりん??(プロフ) - miko0723さん» 病系小説ですね!了解です!あの……何度も質問すいません( .. )フェチとかあります?嘔吐表現が好きとか、、ありましたら参考にしたいので教えていただきたいです!リクエストは逆にくださった方が嬉しいので気にしないで下さい( ´艸`) (2020年7月10日 7時) (レス) id: 751c27b14f (このIDを非表示/違反報告)
miko0723(プロフ) - 今、書いていらっしゃるみたいに病系小説がいいなあって思ってます!設定などは書きやすいようにしてもらって全然大丈夫です。急にリクエストすいません(._.) (2020年7月10日 6時) (レス) id: a21028db17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こもりん | 作成日時:2020年5月27日 12時