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隼side


今日もリハ始めにビデオ通話の為の画面が準備された



先生「繋いだ?」

龍友「まだっす」

先生「了解」



先生も僕達の通話がきちんと繋がるまで待っててくれるのが日課になっていた



プルルルル…プルルルル…



何コールかなった後に画面が明るくなった

マネさんの手が映って、少しすると亜嵐くんが映し出された



隼「亜嵐くん…おはよう!」



映し出された亜嵐くんは昨日より苦しそうだった

指には心電図を測る機械が付けられていて


あれって危険な時にしか前までは付いてなかったのに…



メン「今日もよろしくね!」

亜嵐『…ぅん…』



ゆっくり頷いて弱々しく微笑んだ亜嵐くん

よく見ればマネさんがゆっくり背中をさすってる

見るからに日々悪化が目に見えてる亜嵐くんの姿から目をそらすように、定位置に向かった



先生「はい、今日はもうラストのダンストラックだし、ちゃっちゃとやるよ〜」



リハがスタートしたら、亜嵐くんの事を考える暇もなくなる

ハードなもんで……



隼「はぁっ…はぁっ…」

先生「きゅーけーい」

玲於「きつ……」


龍友「涼太〜。ここのハモリなんやけど、」

涼太「あ、僕も思ってました。どうします?」



みんなそれぞれ休憩の時間も話し合いに使ったりしている



玲於「亜嵐くん、見て!隼作ってきてくれたんだ!」



急に玲於が亜嵐くんに話しかけて僕の話題を出した



隼「亜嵐くん!LIVE終わったらさ…作ってあげるから、待っててね!」

亜嵐『…ふふっ…たの…しみ…ケホッ、』

裕太「あ、そや。明日みんなで行くからな!」

メン「そうそう!会場入り前に会いに行くから!」

亜嵐『…分かった…』



嬉しそうに微笑んだ亜嵐くん

よかった…

笑った……




それから少しして先生の声掛けがあってリハスタート


30分くらい踊った時ふと後ろを振り返った

亜嵐くんが映し出されていたはずの画面は真っ暗になっていた

今までリハ中に向こうから切ってきたことは無かった



……なにかあったの……



玲於「隼、なにしてんの?」

隼「亜嵐くん…」

龍友「あれ?切れとる。」

涼太「なにかあったのかな…」



それからはリハに全く集中できなくて…

スマホにも何も連絡はなくて。

もちろん、ビデオ通話がもう一度かかってくることもなかった。

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設定タグ:GENERATIONS , 白濱亜嵐 , 病系   
作品ジャンル:泣ける話
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こもりん??(プロフ) - 8413さん» 了解です!書いてみます! (2020年5月23日 7時) (レス) id: 751c27b14f (このIDを非表示/違反報告)
8413(プロフ) - 嘔吐系の表現もう少しみたいです( .. ) (2020年5月23日 1時) (レス) id: 1779e1b749 (このIDを非表示/違反報告)
えま - ありがとうございます (2020年5月20日 9時) (レス) id: fd5199fc3e (このIDを非表示/違反報告)
こもりん??(プロフ) - えまさん» 了解です!書いてみますね! (2020年5月20日 8時) (レス) id: 751c27b14f (このIDを非表示/違反報告)
えま - tribeメンバーもたくさんお見舞いにきてほしいです (2020年5月20日 7時) (レス) id: fd5199fc3e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こもりん | 作成日時:2020年5月4日 17時

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