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亜嵐side

亜嵐「ん…ぅ、、ｹﾎｯ、、ｯく、、はっ、、」

呼吸が出来ない感覚で目が覚める

でもそこは真っ暗で

急いでナースコールを探す

上手く動かない手は震えてさらに機能しなくなっていて……

亜嵐「…ひゅ…ん、ｯ……ｯふ……ｯｶﾊｯ…」

吸っても酸素なんか1ミリも入ってこない

やっと手にカツンとナースコールが当たった

意識が朦朧として、グワングワン回る視界の中ボタンを押した

その瞬間安心感が出てきた

でもそんなの一瞬で……

……ﾄﾞｸﾝｯ、、ﾄﾞｯ……ﾄﾞｯｸ……

亜嵐「は、ぁﾞｯ…ｹﾎｯｹﾎｯ…、ｹﾎｯｹﾎｯ、ｯく…」

心臓を握られるような激しい痛みが走って、空咳が出始める

呼吸も一段としにくくなり手の先が痺れて痙攣しだした

ガラガラｯ…

医師「白濱さん！大丈夫ですからね！気道確保して、」

看護師「…気道確保出来ません！」

医師「挿管して！白濱さん！しら…ま、…ん！___」

だんだん先生たちの声が遠くなって…

その瞬間心臓が1度、体験した事ないくらいの拍動を起こした

体がビクッと震えて瞬間一気に目の前が暗くなって俺は意識を失った。

マネside

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ…ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ…

面会時間が終わって家に帰って風呂に入ったあと急にスマホが鳴った

見れば病院からで…

マネ「はい！なにかあr…」

看護師「白濱さんの呼吸状態が悪化しまして、今挿管しています。心拍も弱くなり危険な状態でした。」

背筋にヒヤッとしたものが流れた

マネ「え、あの…今は平気ですか…」

看護師「今は落ち着いています。念の為夜だけ人工呼吸器を付けています。」

人工…呼吸器……

マネ「は…はい……。わかりました。よろしくお願いします」

看護師「はい、それでは失礼します。」

震える手で電話を切り数分間動けなかった

呼吸状態がそんなに悪くなるのは初めて…

人工呼吸器を付けるまで行くなんて相当だ…

1人にしてごめん……

怖かったよね…苦しかったよね…

その日はまた電話が来るんじゃないかと思ったら、寝付けずに朝を迎えた