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マネside

ガラガラ…

まだ寝てるかなぁ～…

ん?!

え?!

なんで龍友がいるの?!

マネ「ちょｯ…ちょっと！龍友！」

龍友「ん、…ぇ？」

マネ「え？なにしてんの？え？いつ入った？」

困惑してる僕に龍友は1から説明してくれた

マネ「そういう事か…。そうだったんだ…初めて知った」

僕が帰ったあとにどんな気持ちで亜嵐が一人でいたのか……

悲しい思いさせてたね…

マネ「あれ、今日リハは？」

龍友「ボーカルはちょっと遅めなんで、いまからでも間に合うんすよ。」

マネ「でももう出なきゃだよね？」

龍友「はい……。起きるまでいようとしたけど、ちょっと無理っぽいです、、」

悔しそうな表情をした龍友は亜嵐の頭を撫で

龍友「また辛かったら呼べよ？」

そう言って僕に会釈して帰った

それから10分くらいして目を覚ました亜嵐

でもその目に力はなくぼーっとしていた

マネ「あーらん、分かる？」

亜嵐「りゅ…と、、はぁっ…く、ん…は？」

マネ「龍友は少し前に帰ったよ。その前にちょっと苦しそうだね」

亜嵐「な…か…ひゅ…胸…がｯけほっけほっ…」

いつもと少し様子が違うと思いナースコールで看護師さんを呼ぶ

診てもらうと胸水を抜く管が少しズレて、上手く抜けなくなってしまっていたらしい

龍友…抱っこしてくれてたんだし、言えないな、、

マネ「どう？少しマシになった？」

亜嵐「ぅん…。」

日に日に反応が薄くなる亜嵐

朝ご飯が運ばれて来て、ベットを起こし、タオルを敷く

マネ「はい、ご飯来たよ！あ～ん…」

亜嵐「はぁっ…ぁ……ｺﾞｸｯ…」

マネ「これなんだろ…。二種類くらい野菜入ってるね！」

亜嵐「ほんとだ…ぁ、……ｺﾞｸｯ…」

マネ「次何食べたい？…っと」

亜嵐「ぁｯ…ひゅう…けほっけほっ…ん、」

いつもより素直に食べてくれて嬉しくて気にする気持ちが薄れていた

亜嵐は胸を掴んで苦しそうに呼吸していた

マネ「どうした？気持ち悪いとかじゃない？」

亜嵐「はぁっ、はぁっ…違っ、、ぃｯ…て、、」

マネ「胸痛か…さするよ」

ぎゅっと掴んでる手を離して、胸をさする

機械の数値と酸素濃度を見ながら…

亜嵐「はぁっ…はぁっ…なぉ…ったｯ…」

マネ「よかった…もうやめとこうね」

ぐったりしてしまった亜嵐の口を拭いてベットのリクライニングを下げた

今日は2口…

さすがにやばいよ……ｯ