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龍友side


おし、戻そうかな。

軽く1時間は抱いたままだった

普通なら重くて手が痺れるんやけど、亜嵐くん体重もう軽すぎるくらいやからな…

足とか腕も筋肉なんてもんもう無いねん。



龍友「よっ…と。ちょっとごめんなぁ」

亜嵐「…ん、ッ…」

龍友「しょっ…フゥ…」



点滴と心電図のコードを確認して布団をかける

冷えピタを貼り替えて体温計を脇に挟む



ピピピピ



龍友「38度8分…。高いなぁ…。」

亜嵐「けほっ…ん、…はぁっ…はぁっ…」



顔が真っ赤で大きすぎる酸素マスクが頻繁に曇っとるのを見ると、本当に悪化したんやなって。

嫌でもわかる。



コンコン




看護師「失礼します。点滴替えますね」

龍友「お願いします」



看護師さんが点滴を持って入ってきた

2本も……



看護師「やっぱりメンバーさんがいると安心されるんですかね。こんなにぐっすり眠れている所久しぶりに見ました。」

龍友「そんなにですか!?」

看護師「はい、いつもこの時間に点滴替えるんですけど、目を覚まして意識が朦朧としている状態で、メンバーさんの名前を呼んでました。私には何も出来なくて、辛かったです。」



看護師さんが困ったような辛そうな表情で亜嵐くんを見つめながら話していて、亜嵐くんがどれだけ追い込まれた状態だったかが感じられた



龍友「いつも来られるといいんすけどね…。」

看護師「そうですね…。来られる日は来てあげてくださいね!」



最後はマネさんと同じ様なことを言って病室を出ていった



龍友「毎日行けるなら…行きたいわ…。どうすればいいん…」



どれだけ行きたくても、リハは譲れない…



亜嵐「ん、…ぃやッ…だ、、ゔ…はぁっはぁっ…」

龍友「亜嵐くん?」

亜嵐「ん、…はぁっ…ぁ、、」



魘されとる!

僕は亜嵐くんを叩き起した



亜嵐「ぁ…はぁっ…うぅ…ぐすっ…」

龍友「怖かったな…。大丈夫。僕がいるからな」

亜嵐「ヒック…けほっ…ぐすっ…」



どんな夢を見て震えとるのかそこまでは分からんが泣いて震えるほど怖い夢なんやろな。


でもいることを知ってるからか、すぐにウトウトして目を瞑った


こんな頻繁に悪夢を見るなら、眠れんよな…




龍友「ふわァァ…。ちょっと寝よ」




亜嵐くんのベットに伏せるような形で僕も眠った

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設定タグ:GENERATIONS , 白濱亜嵐 , 病系   
作品ジャンル:泣ける話
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こもりん??(プロフ) - 8413さん» 了解です!書いてみます! (2020年5月23日 7時) (レス) id: 751c27b14f (このIDを非表示/違反報告)
8413(プロフ) - 嘔吐系の表現もう少しみたいです( .. ) (2020年5月23日 1時) (レス) id: 1779e1b749 (このIDを非表示/違反報告)
えま - ありがとうございます (2020年5月20日 9時) (レス) id: fd5199fc3e (このIDを非表示/違反報告)
こもりん??(プロフ) - えまさん» 了解です!書いてみますね! (2020年5月20日 8時) (レス) id: 751c27b14f (このIDを非表示/違反報告)
えま - tribeメンバーもたくさんお見舞いにきてほしいです (2020年5月20日 7時) (レス) id: fd5199fc3e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こもりん | 作成日時:2020年5月4日 17時

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