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龍友side


点滴…まだあと半分くらいあるんやな…

亜嵐くんの背中を優しくぽんぽんたたいて、安心させる


小刻みに震えて体も冷たい

風邪ひいてまうよ…


……冷たい?



ブランケットの中に手を入れ背中に触れるとぴちゃ…

って音がなりそうなほど濡れていた


背中に当たって冷たかったんか一瞬ぶるっと震えた亜嵐くん



龍友「なぁなぁ、ちょっと亜嵐くん着替えさせたろ」

裕太「どっか汚れてたか?」

龍友「ちゃうねん。汗すごいねん。」

涼太「院内着の上貰ってくるね!」

龍友「亜嵐くん、上着替えような。」

亜嵐「はぁっ…ぅん…」



寒くないようにブランケットの上からさする



亜嵐「はぁっ…けほっ、ん、…はぁっ…」

龍友「どうしたん?」

亜嵐「ぁたま…いたぃ…、けほっけほっ…ん、」



嘘やろ…

慌てて亜嵐くんの額や首筋に手を当てる

じんわり伝わる熱…

よく見れば亜嵐くん、ぐったりしとるわ…

目もとろぉ〜んってしとって全身脱力

僕の胸から自力で頭上げられんくらいやもん…



玲於「亜嵐くん、熱出た?」

涼太「持ってきたよ…、うそ。熱?」

龍友「ちょっと熱いねん。体温計ある?」

隼「はい、」



先に着替えさせた方がええかな…

ブランケットを取って協力して脱がす

脱がせただけで全身に鳥肌たっとる…



亜嵐「けほっけほっ…けほっ…」



弱々しい咳を繰り返してほんのりピンクのほっぺた



ピピピピ…



龍友「38度2分。夜なってきたから上がってきとるんやな。まだ寒そうやし。」

メン「このままだと上がっちゃうよね。ベッドに戻したいけど…」

龍友「多分無理やわ…。ここで寝かせてからやな」



毛布を1枚足して暖かい靴下履かせて冷えピタを貼る

酸素マスクが邪魔そうだからちょっと今だけ外しといたろかな…

寝るまでな…



背中をまた優しくたたいて、体を少し揺らす

さっきまで恐怖からなのかキョロキョロしていた亜嵐くんの目は今は一点をぼーっと見つめとる




亜嵐「けほけほっ…ん、…はぁっ…けほっ…ん、…」

龍友「咳きついなぁ…。…寝られるなら寝てまい?」




頭の向きをくるっと変えてゆっくり目を閉じた亜嵐くん

眠れたかな?

少しでも頭痛が引くように頭を優しく撫でる


熱いなぁ…

はよ下がればいいけど…

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設定タグ:GENERATIONS , 白濱亜嵐 , 病系   
作品ジャンル:泣ける話
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こもりん??(プロフ) - 8413さん» 了解です!書いてみます! (2020年5月23日 7時) (レス) id: 751c27b14f (このIDを非表示/違反報告)
8413(プロフ) - 嘔吐系の表現もう少しみたいです( .. ) (2020年5月23日 1時) (レス) id: 1779e1b749 (このIDを非表示/違反報告)
えま - ありがとうございます (2020年5月20日 9時) (レス) id: fd5199fc3e (このIDを非表示/違反報告)
こもりん??(プロフ) - えまさん» 了解です!書いてみますね! (2020年5月20日 8時) (レス) id: 751c27b14f (このIDを非表示/違反報告)
えま - tribeメンバーもたくさんお見舞いにきてほしいです (2020年5月20日 7時) (レス) id: fd5199fc3e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こもりん | 作成日時:2020年5月4日 17時

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