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隼side

亜嵐くんの夕食用の点滴が付けられた

マネ「ちょっと、亜嵐の事見ててくれる？」

涼太「はい、」

マネさんが多分…僕達に気を使って出ていってくれたんだと思う

初めて、GENE7人だけになった

龍友「亜嵐くん…よぉ頑張ってるよな…」

亜嵐「…？」

裕太「ほんま…よぉ頑張っとる…」

亜嵐くんは何？って顔でメンバーの顔を見てる

亜嵐「はぁっ…今日…楽しかった…」

メン「うん…そうだね！」

亜嵐「でも…やっと…はぁっ…みんなと…はな、せる…」

龍友「そうやで…。いっぱい話そうや！」

他愛も無い話で沢山盛り上がった

爆笑した

亜嵐くんもはちきれそうな笑顔で笑ってた

そんな楽しい時間も終わりが来るわけで…

面会終了時間が迫っていた

アナウンスが流れる

看護師『面会終了時間になります。速やかに退室をお願い致します』

嫌だ……、、

今日が終われば…また会えなくなって…

会えたとしても…

初日が終わってから…

亜嵐「ｹﾎｯ、みんな…今日は楽しかった…。幸せだった…。」

みんな俯いて無言で亜嵐くんの言葉に耳を傾ける

亜嵐「最終のリハを…やって、、ゲネ…やって…本番になるけど…、がんばってね…俺の…分もｯ…」

亜嵐くんの声が震えてる気がして顔を上げると亜嵐くんの目には涙が溜まっていた

亜嵐「帰って欲しく…なぃ…ｯ…怖い…ｯ」

龍友「亜嵐くん…」

亜嵐「でも…無理だもんね…ｯ…LIVE終わったら…さ、会いに来てよ…」

玲於「…行くに決まってんじゃん！」

みんなで亜嵐くんを抱きしめる

亜嵐「ありがとう…ｯ…ありがと…ｯ」

何かを悟ってるのか…亜嵐くんは「ありがとう」

という言葉を沢山言っていた…

亜嵐「写真…撮ろ！」

裕太「おん、」

セットして、7人全員で笑顔で写真を撮った

何枚も……何枚も……ｯ

亜嵐「…ｯはぁっ…なんか…寂しいな、笑」

隼「…ｯ」

僕の心にドンッと乗ってきたこの言葉

「寂しい」

メン「大丈夫、すぐ会いに来るから！」

亜嵐「うん…ぁりがとｯ！…頑張ってね！」

そして僕達は病室を後にした

この日が…
亜嵐くんと会話出来た最後の日だったね…

笑顔で写真を撮れたのも…
最後だった……

もっと喧嘩しとけばよかった…

もっとくだらない話しとけばよかった…

もっと……もっと……ｯ

後悔しても遅いのにね……、、