希望をもって (ページ49)

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隼side

頭ガンガンする……
苦しい……
酸素が上手く入ってこない……

亜嵐「はやと～？」

亜嵐くん……呼んでる？
現実と夢の狭間をふわふわしてた意識が現実へ引き戻される

隼「ﾊｯ……ﾊｧｯ……な…に？ﾊｧｯ…」

亜嵐「隼、苦しいね、1回起きようか！」

背中に玲於が手を入れて起き上がらせてくれる。

寒い……

この部屋なんでこんな寒いの？

玲於「はやと、寒いの？」

隼「ﾊｧｯ…さ、むぃ……ｯﾊｧｯ…ｹﾎｯｹﾎｯ……ｯﾊｧｯ…」

座ってるはずなのに、ちゃんと座れてるのかわからない。

クラクラする……
寒い……

亜嵐「はやと～？わかる？」

隼「ﾊｧｯ…んぅ…？…ｯﾊｧｯ…ﾊｧｯ…」

亜嵐「ゆっくり息しよ？苦しいね…」

今は亜嵐くんの腕の中、

寄りかからないと起きていられない。

隼「ｸｯ…ｹﾞﾎｹﾞﾎｹﾞﾎｯ…ﾊｧｯ…ｹﾎｯｹﾎｯ……ｯﾊｧｯ…ﾊｧｯ」

苦しい…………

龍友「もうやばいんちゃう？酸素上げるで、」

亜嵐「ありがとう…、はやと？ゆっくり俺の真似して？すーっはーっ…そうそう、出来てるよ？」

隼「すっ……はぁっ…すぅー…はぁーっ…ｹﾎｯ…」

亜嵐くんの真似したらさっきより呼吸が楽になった。

凄いなぁ…

やっぱりかっこいいやぁ笑

玲於「呼吸おさまったと思ったら、なんかニコニコしてるよ笑…こんな高い熱でいい夢でも見てんのか？笑」

亜嵐「ふふっ……治まって良かった。このまま下がるまで寝れればいいけど…、寒いんじゃまだ上がるよね、」

pipipipi……pipipipi……

メ「測ったよ！39度6分、過去最高の高熱じゃん。やばくない？」

裕太「病院電話してみたらいいんちゃう？判断貰えた方がいいやろ？」

亜嵐「してくる！」

10分後……

亜嵐「解熱剤また投与してみてって、あと吐いちゃったり脱水起こしたら搬送してって言ってた。」

玲於「よく見とかないとね、」

騒がしいメンバーだなぁ………

玲於「おやすみ、はやと」

玲於の声を最後に俺は眠りに落ちた。

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亜嵐「あ！飲ましてない！」

涼太「も～笑…起きたら必ずね！」

亜嵐「はい……」