希望をもって (ページ37)

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亜嵐side

隼「おえっ…っはぁ……はぁ…」

亜嵐「龍友くん、隼また吐いちゃった！」

龍友「少しやろ？そんなん気にせんわ！隼が今1番辛いねん、」

龍友くんの背中が大きく見えた。

車に到着
龍友くんとバトンタッチ

マ「いつもの病院でいいんだよね？」

亜嵐「はい！お願いします！」

マ「 10分くらいだけど、辛そうだったら言って！止まるから！」

亜嵐「ありがとうございます！」

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マ「着いたよ！」

隼「ケホッケホッｹﾞｪｯ………ｳｴｯ……」

亜嵐「隼歩けないよね…どうしよ……。」

戸惑っていると、

看「先程予約された小森さんですよね？こちらの車椅子お使いください！」

亜嵐「ありがとうございます！」

そして車椅子で病院の中へ

診断の結果

胃腸炎

まだ吐血をしなかっただけよかった…
胃腸炎と吐血が一緒じゃ隼の体力が持たない。

医「こんにちは。小森さんは今嘔吐の症状が激しいので吐き気止めの点滴をしています。私が思うだけなので、気にしなくていいのですが、落ち着くまでは入院された方が安心なのではないかと思うのですが…」

亜嵐「そうですよね…。よろしくお願いします。」

医「はい。分かりました。白濱さんも泊まれるように簡易ベッドご用意しますね！」

亜嵐「ありがとうございます！」

そして病室へ移った。
酸素マスクが付けられ、苦しそうに息をしている。
胃腸炎に発作が重なる危険性がある隼はほんとにかわいそう……。

ガラガラ…

涼太「亜嵐くん、入院なの？」

玲於「発作…起きたの？」

亜嵐「違うよ！家に1人で返すよりも入院してた方が安心だろうって提案してくれたの。俺も泊まるからまた会議は隼治ってからになるかな…」

玲於「あぁ…。それは平気」

涼太「熱もあるんだね…。微熱か…。また出ちゃったね…。せっかく治ってたのに。」

メンバーも続々と来て、まだ眠っている隼に一言言ってから帰って行った。

はぁ…
どうなるんだろうか。
1人になるとやっぱり考えてしまう。

痩せてしまった隼
発症後すぐの時は酸素マスクがきつそうに見えたのに、今はブカブカ、
鼻チューブにした方がいいんじゃないかってこの頃思う。

色々袋やタオル、水などを準備して気づいたら、夜の10時

隼も薬はとうの昔に入れ終わってる
でも寝れてるから、俺も寝るか…

亜嵐「おやすみ、隼」

俺はベットに入って良くなりますようにと願いながら寝た。